【うちのお宝】日吉山王神社本殿


6点もの文化財を収める県指定文化財の本殿

三間社流造の構造がわかる本殿横から
三間社流造の構造がわかる本殿横から

日吉山王神社は、828(天長5)年に慈覚大師が瑞巌寺の前身の延福寺を創建した折、寺の護神として近江坂本の山王社を分霊し祀ったものといわれる。瑞巌寺造営に併せて、1640(寛永17)年に五大堂の前から現在の場所に移された。三間社流造の本殿が宮城県指定有形文化財に登録されている。木々に囲まれた社殿は簡素だが佇まいに端正な美しさがあり、東日本大震災での損壊もないほど堅牢だ。「瑞巌寺の守護神社で、創建年が明確、江戸中期の建築が残されていることなどが文化財に指定された理由でしょう」と高城克彦宮司は語る。

また、本殿内にある6点の宝物( 古面、三猿像、ご神馬、獅子狛犬、地蔵菩薩立像、薬師如来坐像)は松島町文化財に登録されている。これらは延福寺創建時に近江より運ばれたと考えられており、獅子狛犬は滋賀県のMIHO MUSEUM に展示されたこともある。

春の大祭は瑞巌寺、円通院、天麟院と合同で斎行し、1トンの神輿が松島海岸を渡御する。
本殿や宝物を次の世代に伝えるためにも、祭などを通して神社に携わる若い世代を増やしていきたいと高城宮司は考えている。

穏やかな表情の薬師如来像
十二神将立像の中の1体の表情
(上)(下)県文化財に指定されている古面と三猿像

日吉山王神社
日吉山王神社(ひよしさんのうじんじゃ)
〒981-0213
宮城県宮城郡松島町松島字町内4
TEL.022-353-4380(社務所)
TEL.022-354-5543(宮司宅)

2017-08-07 | Category コラム

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