ナラハクへ急げ!! 館内撮影&SNS投稿OK!奈良国立博物館特別展『奈良博三昧』で鑑仏三昧。

伽藍神立像 鎌倉時代(13世紀) 通期展示 ※寺社Now編集部撮影   大正6年(1917)のオークションカタログに「走り大黒天」と紹介され、長いことその名で知られてきた。まるでオリンピックの陸上トラックで疾走しているかのよう。実際は、禅宗の寺院などに祀られ、「感応使者」あるいは「監斎使者」と呼ばれている。修行を怠る者がいれば、釘を刺して懲らしめる役で、かつては手に釘と槌を持っていたようだ。

愛染明王像坐像

重要文化財 愛染明王坐像 鎌倉時代 建長8年(1256) 通期展示    像高26.2mm、東大寺大仏殿の再建に関係する木材を使用していることが研究によってわかっている。明治39年(1906)の時点では、興福寺に伝来していた。

金銅三鈷杵 平安時代(12世紀) 通期

金銅三鈷杵 平安時代(12世紀) 通期展示 三股の鈷を持つ三鈷杵(さんこしょ)は、武器に由来する密教の法具。力強さの中に、優美で繊細な面が同居している。文豪川端康成の旧蔵品だ。

国宝 十一面観音像 平安時代(12世紀) 前期展示   着衣の文様が法隆寺渉猟院聖霊院に安置されている聖徳太子坐像に施されているデザインとよく似ており、かつて法隆寺鎮守龍田新宮の境内にあった伝灯寺に伝来し、江戸時代末期には法起寺の什物となっていた。

地蔵菩薩立像 鎌倉時代(13世紀) 通期展示 ※寺社Now編集部撮影   腰を左にひねり、右足を少し踏み出し、その動きに呼応するように両袖がゆらめいている。リアルで動きのある姿に魅力を感じる。

重要文化財 首懸駄都種子曼荼羅厨子 鎌倉時代(13〜14世紀) 前期展示 ※寺社Now編集部撮影    高30.3mm、奥行きの浅い観音開きの厨子で、上部に吊り金具がついている。中央には蓋が付いていてその蓋の裏面に金剛界曼荼羅が描かれ、その蓋を外すと画像の胎蔵界曼荼羅が表れるという仕組みになっている。

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会 期:令和3年7月17日(土)~9月12日(日)
前期:7月17日(土)~8月15日(日)
後期:8月17日(火)~9月12日(日)
会 場:奈良国立博物館 東・西新館
休館日:毎週月曜日(ただし8月9日は開館)
開館時間:午前9時30分~午後6時、
毎週土曜日は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/202107_zanmai/
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監修:全国寺社観光協会

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