僧侶手配サービスのよりそう 「お盆に関する意識調査」を実施〜コロナ下でもお盆休みには「供養したい」 心残りはレクリエーションよりお墓参りご供養への関心は継続も60代以上の「お盆習慣の見直し」は顕著

株式会社よりそう

全国対応の僧侶手配サービス「よりそうお坊さん便(https://www.yoriso.com/obosan/)」を運営する株式会社よりそう(代表取締役社長CEO:芦沢 雅治、以下「よりそう」)は、30代以上の男女568名を対象にお盆休みに関する意識調査(以下、「本調査」)を実施しましたので、その結果を公表します。

■調査背景
新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」)の流行により、外出が困難な状況が続いています。東京オリンピックが閉幕する2021年8月8日以降の感染拡大状況が懸念されるなか、8月13日から16日にかけて全国的にお盆の時期を迎えます。帰省や旅行など遠方への移動を制限されることが想定されるお盆休みを、人々がどのように過ごすのか実態を把握するため、本調査を実施しました。

■調査結果概要

  1. コロナ下でもお盆休み取得状況に変化なし
  2. ご供養関連行事は微減、レクリエーションは激減
  3. お盆の心残りはレクリエーションよりお墓参り
  4. 「お盆法要をやるべき」は約8割も、60代以上にお盆習慣を見直す動き

■調査結果詳細
1.コロナ下でもお盆休み取得状況に変化なし
お盆休みの取得状況についてたずねたところ、時期をずらすという回答を含めて約7割が「休みを取得する」と回答しました。この数字は例年の取得状況とほぼ同じであることから、お盆休みの取得については新型コロナの影響をほとんど受けていないことがわかりました。


年代別に見ると、「お盆休みを取得する」と回答した割合は40代が最も高く、例年ならびに2021年も約6割がお盆期間に休みを取得しています。

2.ご供養関連行事は微減、レクリエーションは激減

お盆を共に過ごす相手についてたずねた質問では、コロナ下で「離れて住む家族と過ごす」が10ポイント以上下がりました。感染拡大状況下では長距離移動の自粛を求められていることから、新型コロナの影響を色濃く受けた結果となりました。
また、お盆の過ごし方についての質問を複数選択でたずねたところ、「お墓参りをする」「仏壇に手を合わせる」がそれぞれ4ポイント程度の下落だった一方、旅行や買い物等「レクリエーションに出かける」との回答は8ポイント近くの下落を見せました。
お墓はそのほとんどが車移動を要する屋外に設置されているほか、身近な家族だけでお参りするケースが多いことから、移動が制限されるなかでもお墓参りを実施する割合が減少していないものとみられます。

3.お盆の心残りはレクリエーションよりお墓参り

新型コロナ影響のために行えず心残りとなっていることを質問したところ、1位の「離れて住む家族との再会(約34%)」に次ぐ回答は「お墓参り(約23%)」となり、「レクリエーション(約20%)」を上回りました。


年代別では60代以上の3人に1人、30代・40代も5人に1人以上がお墓参りに心残りを持つ結果となりました。また、60代以上は「お盆法要の実施(約7%)」でも1割以上は心残りがあると回答するなど、他年代に比べお盆に関する行事への関心が高いことが明らかになりました。

4.「お盆法要はやるべき」は約8割も、60代以上にお盆習慣を見直す動き

お盆法要に対する意識について変化をたずねたところ、コロナ禍でも「毎年やる必要がある」と答えた割合はコロナ前に比べ約8ポイント下落し約21%となり、「たまにはやる必要がある」「初盆以外やる必要がない」の割合がそれぞれ上昇する結果となりました。一方「やる必要は全くない」は約2ポイント増の約23%で、約8割の人は引き続き「お盆法要はやるべき」と考えていることが明らかになりました。


年代別では、30代と60代以上で「毎年やる必要がある」が10ポイント以上下落したほか、「初盆以外やる必要はない」との回答は60代以上で11ポイント以上上昇しました。60代以上は自らがお盆法要を主催するケースが増えますが、法要の実施には参列者への声掛けやお坊さんへの依頼、法要場所の確保など多くの過程が必要です。新型コロナの影響でお盆法要の実施が難しくなったことをきっかけに過程の多さに気づき、「毎年行うのではなく、本当に必要なタイミングで実施すればよい」という考えに移行したものとみられます。

■ご参考:お盆法要を実施する意味と風習の紹介
お盆の起源は、毎年旧暦7月15日に先祖供養を行う仏教行事と古来の先祖信仰が合わさった「盂蘭盆会(うらぼんえ)」に端を発します。この時期に浄土から地上に戻ってくるご先祖さまを家に迎えて供養することから、毎年実施する習わしとなっています。
特に四十九日を終えてから迎える初めてのお盆は「初盆」と呼び、普段以上に厚くもてなします。また、故人さまの霊が初めて浄土から迷わず家に向かえるよう、玄関や仏壇の前に白提灯を飾ります。

《調査概要》
調査名:お盆に関する意識調査
調査主体:株式会社よりそう
実施期間:2021年6月7日~10日
対象者:30代以上の男女から無作為抽出
対象者数:568人
調査方法:インターネット調査

■調査結果を受けて
今回の調査では、新型コロナ下で行動が制限されるなかでも通常通りお盆期間を過ごし、可能な範囲でご先祖さまの供養に取り組む傾向にあることがわかりました。不特定多数との接触を避けて実施できることに加え、ご先祖さまに想いを馳せるきっかけとしてご供養の機会を大切にしている方はいまだに多いものと見受けられます。
一方、お盆法要は新型コロナに関係なく、他のご供養関連行事に比べ選択肢に上がりにくいことも判明しました。主催することが多い60代以上の回答が新型コロナをきっかけに「初盆以外やる必要がない」に集中したことから、親族等を誘い合わせることやお坊さんへの連絡といったスケジュールの調整が負担となっているものと推察されます。
お盆はご先祖さまのご供養にまたとない時期であり、お盆関連行事の準備や故人さまの思い出話はご家族同士の絆を深めていただくきっかけにもなります。「よりそうお坊さん便」ではお盆法要におけるお坊さん手配を受け付けているほか、密を避けた法要をご所望の方向けに「お坊さん便の電話法要」を提供しています。
例年と異なる過ごし方が求められるお盆休みにおいて、本調査をご先祖さまのご供養を意識するきっかけとしていただけることを願っています。

■「よりそうお坊さん便」について
菩提寺のない方がインターネット経由で僧侶手配を行うことで故人さまを供養できるサービスです。主要七宗派に所属する1,300名以上のお坊さんと提携し、全国一律で初回3.5万円から手配を実施しています。2019年度の累積お問い合わせ件数は、サービス開始当初の2014年度比で約18倍。2020年4月には新型コロナウイルス感染防止の観点から「お坊さん便の電話法要」を開始するなど、どのような環境下でも菩提寺のない方の「供養したい」思いに応える新たな価値提供が評価されています。

■株式会社よりそうについて
2009年3月に設立後、2013年に「よりそうお葬式(旧:シンプルなお葬式)」、「よりそうお坊さん便(旧:お坊さん便)」の提供を開始。高齢化や核家族化による葬儀・供養の価値観の変化等を取り入れたサービス内容が支持され、問い合わせ件数を伸長させています。2018年3月には葬儀・法要・供養等の「ライフエンディング」サービスをワンストップで提供するブランド「よりそう」を発表。事業成長を加速しています。

代表者 代表取締役 芦沢 雅治
設立 2009年3月
資本金 29億9,567万円(資本準備金含む)
社員数 約100名
所在地 東京都品川区西五反田2-11-17 HI五反田ビル4F
URL https://www.yoriso.com/corp/
事業内容 インターネットを介した葬儀・供養サービスの提供

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監修:全国寺社観光協会

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