滋賀県「秋の芸術×神社仏閣巡り旅」〜聖徳太子1400年御遠忌、12年に一度の秘仏御開扉等ご紹介します〜

人魚伝説の寺 繖山 観音正寺
聖徳太子1400年御遠忌大法会にて、秘仏「千手観音菩薩」御開帳

観音正寺は、今から約1400年前、聖徳太子によって標高433メートルの繖山の山頂に開創されました。

推古天皇の御代、近江国を遍歴していた聖徳太子は湖水から浮かび出てきた人魚と出会います。人魚は「私は前世漁師であり、殺生を業としていたため、このような姿になりました。繖山にお寺を建て、どうか私を成仏させてください」と懇願しました。

聖徳太子はその願いを聞き入れみずから千手観音の像を刻み、堂塔を建立したとされ、日本唯一の人魚伝説が残る寺院としてその歴史は脈々と受け継がれております。

聖徳太子が薨去されて1400年目を迎える本年では、43年振りに御開帳となる秘仏「千手観音菩薩」が、麓の石寺から本坂石段1200段を人力によって担ぎあげられ、本堂宮殿に安置されています。御開帳期間は2023年の7月10日(月)まで設けられているので、ゆっくり参拝していただけます。

●所在地:近江八幡市安土町石寺2番地
●開催期間:5月22日(日)~2023年7月10日(月)
●拝観時間:8:00~17:00
●拝観料:大人 500円、中学生・高校生 300円、小学生以下無料
●内陣特別拝観料(秘仏拝観):500円
●アクセス:JR琵琶湖線「安土駅」下車 車15分
●問合せ先:0748-46-2549(観音正寺)
●URL:http://kannonshoji.or.jp

【秋冬の行事予定】
10月22日:秘仏「千手観世音菩薩脇侍毘沙門天入仏」(秘仏二尊公開)
11月1日~12月18日:当山旧蔵復元「聖徳太子絵伝一幅目」
           当山寺宝(奈良国立博物館寄託)
           「閼伽井の千手観世音菩薩三尊軸」一般公開
12月13日:御身拭い式・注連縄飾り
12月18日:秘仏御開帳中日法要・供茶式

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監修:全国寺社観光協会

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