文化財防火デーを目前に控えた2025年1月23日、大阪府高槻市の三輪神社で消防訓練が実施された。この訓練は、貴重な文化財を火災や震災などから守ることを目的に行われたもので、消防隊員と神社関係者、地域住民らが参加した。訓練では、火災発生を想定し、初期消火や避難誘導の手順を確認したほか、文化財の搬出訓練も行われた
文化財防火デーは、1949(昭和24)年に世界最古の木造建造物である奈良県法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損したことをきっかけとして制定されたもので、全国の文化財保護活動の一環として毎年1月26日に行われている。高槻市では、地域に根差した歴史的な資産を守るため、神社や寺院と連携して防災訓練を重ねており、今回の訓練もその一環となる。
三輪神社は、銘酒の産地として知られる富田地区に位置し、醸造の神様として信仰を集め、高槻市の歴史と文化を象徴する存在。今回の訓練を通じて、防災意識の向上と文化財保護の重要性が改めて認識された。訓練は1月24日に同市の慶瑞寺で、25日には本照寺でも実施予定。
【出典:PRTIMES 2025年1月23日】