独占公開!疫病も戦禍も共に苦楽を乗り越えてきた「いも観音さん」【東京長浜観音堂シリーズ第2弾】

▪「いも観音さん」と村人がクラウドファンディングに挑戦


「いも観音さん」が安置されているお堂は、支柱や濡れ縁などの傷みが進み、大規模改修を必要としていた。しかし境内整備の出費が重なり、戸数10戸の西黒田の村人たちでは、とても賄えない状況であった。そこでインターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)に挑戦。目標額を200万円に設定し、2020年8~10月に実施したところ、342人から約560万円が集まった。

目標金額を上回る支援により、当初予定していた堂外の修理だけでなく、堂内の修理まで行うこととなった。仏像を安置する背後の壁面はシックな黒の木目調に変更し、照明は展示専用のLED照明器具に替え、1体1体の像が浮かび上がって見えるようになった。

支援者は市内・県内に止まらず、関西一円や首都圏にも広がりを見せた。その多くがお堂や東京藝術大学美術館、KANNON HOUSEの展示で実際に拝観したことがある人たちであった。

「CFに挑戦している時、たくさんの方から応援のお言葉をいただき励まされました。うちの観音さんは自分たちの観音さんでありながら、外に暮らしている方々にとっても大切な観音さんであることを知り、これからもお守りしていかなくては」と顔をほころばせながら、村人は決意を新たにした。

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監修:全国寺社観光協会

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