大津市の石山寺で開催中の企画展「源氏物語 恋するもののあはれ展」が書籍化され、1月10日に発売された。この展覧会は、紫式部が『源氏物語』を執筆したと伝えられる石山寺で行われており、平安時代の恋愛文化を体感できる内容となっている。来場者数は25万人を超え、SNSでも話題を集めている。
書籍『源氏物語 恋するもののあはれ』は、展覧会の内容を3つの章に分けて収録している。
第1章「紫式部と『源氏物語』」では、石山寺が多くの信仰を集め、紫式部が参籠中に『源氏物語』を書き始めたとされる歴史を解説。
第2章「恋の決め手は、美のセンス」では、平安時代の貴族の恋愛における和歌や手紙、香りや花などの重要性をイラストや写真とともに紹介している。
第3章「千年の時を超える恋の歌」では、人気イラストレーターが『源氏物語』の恋の和歌12首を現代の大津の景色を背景に描き下ろし、和歌の情景をキャッチコピーや解説とともに表現している。
この書籍は、平安文化をより身近に感じられる内容となっており、古典が苦手な人にも手に取ってもらいたいとしている。展覧会は2025年1月31日まで石山寺世尊院で開催中。詳細は公式サイト(https://otsu-murasakishikibu.jp/exhibition/aware/)で確認できる。
【出典:PRTIMES 2025年1月10日】