SDGsな大人のウェルネスツーリズム!巡礼の道で「祈りのトレイルラン」 《岐阜・飛弾千光寺88トレイル》

※情報誌『寺社Now』第30号(令和2年3月発行)をもとに再構成

岐阜県高山市の飛騨千光寺(高野山真言宗 )は、約1600年前に飛騨の豪族・両面宿儺が開山したと伝えられ、その後約1200年前に真如親王が寺院を建立した名刹である。海抜900メートルの袈裟山に広がる境内の奥には、明治時代に設けられた「山内八十八カ所巡礼の遍路みち」がある。この遍路みちで、平成29(2017)年から年に一度開催されている「飛騨千光寺88トレイル」が評判だ。開催には、なるほど納得な未来を見据えた2つの理由があった。

2021年大会は11月3日に予定されている。情報は飛騨千光寺のHPでチェック: https://senkouji.com/news/202188trailentrystart/

信仰の巡礼道を 年に一度 ランナーが駈け抜ける

コースには、巡礼みちのみならず山門から本堂へ続く石段も入っていて変化に富み、そしてありがたい

1〜6位が表彰されるほか、完走者には参拝修了証も渡される。ゆとりのあるまさに大人のトレイルランといえる

参加者は思い思いのスタイル&スピードで「巡礼」する

給水所では参加者と地域の人の触れあいも

飛騨千光寺 大下大圓住職
認定臨床宗教師、認定スピリチュアルケア師、音楽療法士としての顔も持つ。地域の体育活動にも長く関わってきた

「高山市では約100㎞を走破する飛騨高山ウルトラマラソンが開催されており、当山もそのコースの一部です。檀家にもランナーがいて、あるとき、うちでも独自にやってみようかという話になったのがきっかけです」

と語るのは、飛弾千光寺の大下大圓住職。

そうは言っても、すでにあるウルトラマラソンと同じようなランイベントでは、あえて寺が開催する意味はない。

「健康寿命を延ばすためのお寺としての活動。そのためにスポーツと信仰を重ねることが、お寺がトレイルランを主宰する理に適った形だと考えました」

さらに、トレイルランの開催には、もうひとつの理由があった。

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