みんなで呼ぼう福の神。みんなで払おう鬼は外。2022年渋谷原宿のど真ん中、穏田神社で「みんなの節分」開催!

穏田神社のプレスリリース

日本の最先端、渋谷・原宿・表参道のど真ん中「おへそ」に当たる場所に400年以上鎮座し、2020年から亡き父の跡を継いだ29歳女性宮司が治める「穏田神社」。当社では2022年1月15日~2月3日に「みんなの節分」を開催します。境内に設置した掲示板やSNSにみんなから“招き入れたい福”、“退治したい鬼”を募集、それに宮司がコメントを寄せるなど、コロナ禍の今だからこそ人とのつながりを大切にした節分を企画しました。

穏田神社(おんでんじんじゃ)の2022年の節分は、昨年同様に感染予防対策を行った上での開催となります。
コロナ禍も3年目となり、神社での豆撒きもだいぶご無沙汰となってしまいました。しかし穏田神社は、コロナ禍でも神社がつないできた神様と人のつながり、人と人とのつながりを諦めません。今年の節分は、こんな時こそ「みんなで呼ぼう福の神。みんなで払おう鬼は外。みんなの節分」と題して明るく元気に行います。
境内での派手な豆撒きはできませんが、カラフルで縁起の良い福豆の授与、知って面白い節分“豆”知識の掲示、みんなの中の福の神と退治したい鬼を書いて貼れる特設掲示板(上記画像)の設置(掲示された用紙には宮司がコメントを寄せます)、同時にSNSでも福の神と退治したい鬼を募集するなど、みんなで気持ちが前を向く節分を行います。
まだまだマスクは外すことはできず大声で「鬼は外」を叫べませんが、自分の心の中にある退治したい鬼と向き合い、今年の「立春」、春の訪れを皆様と心穏やかに迎えることができるよう願っております。穏田神社はこれからも地域の皆様、この地にご縁のある皆様の心をつないで参ります。

穏田神社「みんなの節分」開催概要

日時:2022年1月15日〜2月3日
場所:東京都渋谷区神宮前5-26-6

内容
本年は中止。来年は再開できますように。
境内での豆撒き/年男・年女などによる豆撒き/子どもたちへのお菓子配布

今年の新しい試み
・福豆の授与…昨年も行いましたが今年はカラフルで縁起の良い五色豆入り。
・節分の“豆”知識を掲示…福ってなに?鬼ってなに?知って面白い節分の知識を宮司が伝授します。
・みんなの福の神と鬼を募集…みんなで豆撒きはできないけれど、みんなの福と鬼を境内の特設掲示板に書込み&掲示し、「コレわかる!私も」「この人の福が訪れますように」など、少しでも互いの心が集える企画を考えました。豆型の用紙に自分の鬼や福の神を記入し、イラストに描かれた鬼と福の神の大きな口の中に貼っていきます。用紙のひとつひとつに宮司がコメントを寄せます。

SNS(TwitterとInstagram)でも同様に募集。

「#穏田神社 #招き入れたい福」「#穏田神社 #退治したい鬼」のハッシュタグをつけてを投稿してください。できる限りですが、穏田神社のアカウントがコメントしたり、シェアいたします。(シェアする際、投稿者のアカウント名は削除します。全ての投稿にコメント、シェアは出来かねますのでご了承ください。)

穏田神社公式Instagram:onden_jinja
穏田神社公式Twitter:@onden_jinja

穏田神社の節分“豆”知識

Q節分とは?
本来、節分とは「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことをいいます。節分は、季節を分けるという意味があり、立春・立夏・立秋・立冬は季節の始まりの日であるため、それぞれの前日は季節の変わり目にあたり、それが節分だったのです。
現代では2月3日だけが節分になっていますが、これは4つの季節の中で「立春」が最も重視されていたためです。春の訪れである立春は1年の始まりでもあり、とくに待ち望まれていました。徐々にこの考えが強まり、立春の前日だけを節分と呼ぶことになったのが現代の節分の由来だと言われています。
今では12月31日が大晦日、1月1日が元旦で新年の始まりとなる日ですが、昔は立春が新年の始まりでした。そのため、立春の前日である節分が大晦日だったのです。節分は、もとは宮中で大晦日に行われていた行事で、来たる新年に向け、厄や災難をお祓いする行事が行われておりました。

Q鬼ってなに?
日本語の「おに」は、「隠(おん):隠されていて目に見えない存在」の音が転じたものであると言われています。また、漢字の「鬼(キ)」は、元々は「死者の霊魂」を表する文字で、現在でも中国語ではこの意味で用いられています。その「鬼」は東洋思想で「鬼門(きもん)」と呼ばれた北東、すなわち丑寅(うしとら)の方角からやってくると考えられていました。そこから「牛」の角と「虎」のふんどしというポピュラーなイメージに結びついたようです。
鬼は「怖い」「邪悪」のシンボルのように扱われますが、果たして本当に悪いものなのでしょうか。
「知らぬ神より馴染みの鬼」ということわざがあります。ありがたい神様でも近づきがなければ自分とは無関係、逆に鬼でも身近な存在の方に親しみを覚えるということ。どんな人でも身近な人の方が、よく知らない人よりも良いという例えです。つまり鬼は私たち人間の化身なのではないかと思うのです。
今回、皆さまに「心の中にいる退治したい鬼は?」と伺っています。
まず自分の肚のうちに聞いてみて向き合ってみること。自分の心を置いてきぼりにして蓋をしたり、「こうしなければならない」というノイズに振り回されていると、自分がどんどん無くなっていく。そのうちに鬼のようになってしまうのではないでしょうか。
日本には「桃太郎」や「こぶとりじいさん」など昔話に鬼がよく登場します。また鬼を使った諺が多くあります。たとえば「心を鬼にする」とは相手のことを思って叱ってあげること。
「泣いた赤鬼」という絵本は深い人間の優しさと慈悲に胸が締め付けられる想いになりますよね。「勉強の鬼」など「○○の鬼」は人の何倍も努力をしている人を指します。「鬼」という存在自体が私たち日本人にとって嫌われているのではなく、自分を映し出す鏡のような存在なように思います。

Q節分はいつからやってるの?
節分の豆まきの由来は飛鳥時代からの「追儺」と呼ばれる宮中行事だと言われています。
鬼を払う役人が矛と盾を持ち、貴族たちがそれに従い、鬼を追いかけまわす行事です。元々は中国の行事であり、疫鬼という疫病をもたらす鬼を魔除けの力がある穀物で、追い払うというものです。
東洋の伝統的な陰陽五行(いんようごぎょう)思想では、季節の変わり目には邪気が生じるという考えがあります。また、かつては新しい日は夜から始まるとされていました。このことから節分の夕暮れに、邪気を払って清々しい新年を迎える「追儺(ついな)」の儀式が生まれました。
追儺とは、元来は悪い鬼を追い払う宮中の年中行事で、「鬼やらい」「なやらい」「大儺 (たいだ)」「駆儺 (くだ)」とも言います。古代中国に由来するものですが、日本には陰陽道の行事として渡来しました。飛鳥時代末に日本の各地で流行した疫病を鎮めるため、土の牛をつくって大儺(おおやらい)を行ったというのが「追儺」のはじまりと言われています。
現在、お寺や神社で節分に除災招福のため豆をまく行事は、この古式の追儺と民間の習俗が江戸時代に合流して変形したものだとされています。

Q豆はどんな豆でも良いの?
節分の豆まきで使われる豆は「福豆」と呼ばれ、本来は升に入れて神棚に供えます。升を使うのは、「力が増す」という言葉にかけて、縁起がよいと考えられているからです。
福豆として使われる豆は、必ず炒った大豆を使います。豆まき後に拾いそこねた豆からやがて芽が出てくると、縁起が悪いと考えられているため、豆から芽が出てこないように炒るようになりました。
もともと日本では、穀物などに邪気を払う力があると考えられていました。とくに大豆は米や麦と同じくらい重要な穀物として扱われており、魔除けや生命力に関する霊力が込められていると考えられていたのです。このことから、神事では米についで大豆がよく使用されていたという説があります。また、暴れている鬼の目に炒った豆を投げつけて鬼退治ができたという説や、魔物(鬼)の目の文字を取って「魔目(まめ)」になるという説もあります。(鬼は豆が嫌いだそうです)
また、豆が発芽する再生力、生命力から生じた考えにもよるものと思われます。

Qなぜ、年の数の豆を食べるの?
年の数だけ福豆を食べることで年齢と同じ数だけ福を体に取り入れるということが福豆を食べる意味だそうです。1つ多く食べることは来年も健康でありますようにという願いも込められているそうです。
年の数だけ食べると不老長寿や家内安全に効があるとされています。

穏田神社概要

名称:穏田神社(おんでんじんしゃ)
所在地:東京都渋谷区神宮前5-26-6
アクセス:JR線、東急線、地下鉄線「渋谷駅」から徒歩約10分、JR山手線「原宿駅」から徒歩約10分、東京メトロ千代田線、副都心線「明治神宮前駅」7番出口から徒歩約5分)
ホームページ:https://onden.jp

“100年に一度の再開発”と言われ、大変革を遂げようとしている渋谷地区。その渋谷と原宿、表参道のど真ん中に400年変わらず鎮座し、この地の平和と繁栄を祈り、見守り続けている神社「穏田神社(おんでんじんじゃ)」。変わり続ける街で“変らない場所“として、人々の繋がりを紡いでいくために、今、新たな変化の歩みをスタートさせました。その舵を取るのは、コロナ禍の2020年4月、亡き父の跡を継いだ29歳女性の新米宮司。徳川家康より譲り受けた穏田の地で、激動するこの時代に、心から人々に寄り添い、100年先の未来を見据えて形を変えようしています。日本の流行の最先端の地で、美と縁結びの神を祀る小さな神社の大きな挑戦を、地域内外の方と共に成就して参ります。

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監修:全国寺社観光協会

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