慶應義塾ミュージアム・コモンズは、常盤山文庫コレクションと慶應義塾の収蔵品より、禅宗の美術の展覧会を開催します。鎌倉時代、禅宗とともに日本に入り、禅寺で珍重された中国文化。それらは宗教の枠組みを越えて日本の風土のなかで広がり、室町文化の土壌となりました。本展は、時空をこえて広がる禅僧のまなざしを想像しながら、かれらがあこがれた聖人、心に思い描いた山水の世界を、臥遊*の境地でゆったりと楽しむ展覧会です。
常盤山文庫は、1943年に実業家菅原通濟がその母体を築いたコレクションで、その一部は、慶應義塾に寄託されています。常盤山文庫の創立80周年を記念した本展では、寄託品のなかから、室町絵画の名品を中心に紹介します。併せて、慶應義塾の収蔵品より、一休や雪舟の作品を、2021年の寄贈後初めて披露します。
※臥遊(がゆう)=寝そべりながら、山水の絵を眺めて、その世界に遊んだ気持ちになること
基本情報
会 期:2023年10月2日(月)〜 12月1日(金)[土日祝休館]
特別開館 10月14日(土)、11月25日(土)
(臨時休館 10月16日(月)、11月20日(月))
会 場:慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)
開館時間:11:00~18:00
入 場:無料
※期間中に展示箇所の入れ替えをする作品がございます。
※詳細はKeMCoウェブサイトをご確認ください
https://kemco.keio.ac.jp/
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/7/20/230720-1.pdf