これはビッグニュースとしか言いようがない。
国立国会図書館が所蔵する資料約4,560万点のうち、デジタル化が完了しているものはおよそ279万点(2022年1月現在)。その一部は「国立国会図書館デジタルコレクション」にて、すでにインターネット上で公開されている・・・ということにこれまでなっていた。しかし実際のところ、公開の範囲は、そのうちの主に著作権保護期間が満了したもの、つまり、明治や大正期の古い資料、およそ60万件に限られていた。それ以外は、全国の公共図書館や大学図書館などの館内端末でのみ利用が可能だったにすぎない。さまざまな事情は承知しているが、一般的な感覚ではこれを「インターネット上で公開」とは言わない。
しかし!今回スタートする新サービスでは、これまで図書館でしか閲覧できなかった書籍や雑誌が、正真正銘、自宅にいながらにしてオンラインで閲覧可能になる。まずは手はじめに、図書館端末でしか見ることの出来なかった約150万点が公開される。仏教・神道関連の資料も豊富にあるようだ。
利用に際しては国会図書館の利用者登録などオンライン上での手続きが求められるが、その利便性を考えると登録しない理由がない。編集子は、頻繁に国会図書館を利用するためその徒歩圏内に長らく住んでいたが、このようなサービスが開始されたならば、地球のどこにいても変わらない。とてつもない変化の訪れであり、時代の流れにただただ驚愕するばかりだ。
▼国立国会図書館「個人向けデジタル化資料送信サービス」について
https://www.ndl.go.jp/jp/use/digital_transmission/individuals_index.html
▼国立国会図書館「個人向けデジタル化資料送信サービス」
https://dl.ndl.go.jp
▼他メディア関連記事
https://diamond.jp/articles/-/303082
https://bunshun.jp/articles/-/54568
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1410360.html
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06808/
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d33a613517c68ce13259c8c80a46178a1a5c406