悩みを抱え、心が乱れているときこそ、所作を整え動作を丁寧にする。誰もが取り入れやすい禅的生活の入門書『悩みを手放す21の方法』(枡野俊明著)が6月15日(木)より全国の書店・ネット書店で発売
禅では、生活そのものが修行です。立つこと、座ること、呼吸すること……。心を整えるためには、まずは行動し、体に覚えこませることが先、心は後からついてきます。悩むことの多い現代に、形を整えて悩みを手放す方法を枡野俊明さんが自ら手本となって教えます。
『悩みを手放す21の方法』
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4074545055
禅では、心を整えて穏やかな状態を保ち、人の言動に惑わされない本来の自分を見つけ出すことを目指しています。すなわち「心を磨く」ということです。
禅というと坐禅を組むというイメージがありますが、それは禅の一部にすぎません。禅には「行住坐臥」という言葉がありますが、歩く、立ち止まる、座る、横になる。そんな日常の立ち居振る舞いすべてが、禅においては修行なのです。呼吸することも大切な修行です。
本書では、生活の中に禅的な行動を取り入れる21の行動をまとめています。内面(心)を整えるには、まず形(行動)から入ります。形を整えれば、心も自ずと整ってくるのです。
▪目次
体と形 今と向き合う 息を吐く 姿勢を正す 手を合わせる 手の形 坐禅を知る いす坐禅 坐禅を組む
食 命をいただく 五観の偈 一口ごとに箸を置く お茶をいれる 食事を作る
暮らし 生活リズムを整える 朝の掃除 夜を過ごす 「物」との関係 吟味して買う 「続ける」こと
人間関係 挨拶する 感謝と謝罪 言葉を選ぶ 敬意を払う
▪今日から始められる「一禅チャレンジ」
各項目には、すぐに始められる「一禅チャレンジ」を紹介
〇テレビを消して食事をする 〇「丹田呼吸」を習慣に 〇朝、ご先祖様に合掌する 〇静かな一室を作る 〇半眼で坐る 〇お粥で味覚をリセット 〇旬の食材を食べる 〇夜の明かりは穏やかに 〇出迎え三歩、見送り七歩
▪覚えておきたい禅語
21の方法と合わせて、心に刻みたい禅語を紹介
而今(にこん) 大切なのは過去でも未来でもなく、現在、今ここにある瞬間であるという意味
只管打坐(しかんたざ) 坐禅は何かの目的を達成するための手段ではなく、ただ坐ることが目的
喫茶喫飯(きっさきっぱん) お茶を飲むときにはお茶に集中せよ、ごはんを食べるときには米ひと粒ひと粒に集中せよ、という意味
一掃除、二信心(いちそうじ、にしんじん) まずすべきことは掃除であり、信心はそのあとでよいという意味の禅語。掃除によって心も曇りなく磨きあげられる
山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ) 「山にも川にも草にも木にもすべて仏様の御心がある」という意味。自然と共存し合って生きてきたのが人間。その気持ちに立ち返ることが現代にこそひつようなのかもしれない
行雲流水(こううんりゅうすい) 空に浮かぶ雲も大地を流れる水も、何ものにもとらわれずに自由に動いている。ものを持つことは豊かさの象徴のように思えるが、重くなりすぎると動くことができない自由に動ける軽やかさこそが心の豊かさと言える
和顔愛語(わげんあいご) 人と接するときには、穏やかにほほえみながら慈しみの心で語りかけなさい、とう禅語。笑顔は人の心を明るくし、やさしい言葉は人と人の障壁を取り除くもの。人間関係を良好にするためには欠かせない
▪著者プロフィール
ますの・しゅんみょう
1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺第18世住職。庭園デザイナー。多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」を通して国内外から高く評価される。芸術選奨文部大臣新人賞受賞、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本 人100人」に選出される。
▪書誌情報
タイトル:悩みを手放す21の方法
定価:1,650円(税込)
発売日:2023年6月15日(木)
判型、ページ数:四六版、176ページ
ISBN:978-4-07-454505-6
発行:主婦の友社
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4074545055
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※電子書籍あり
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