なぜ伊勢に「神宮」はあるのか? 秘密の書『倭姫命世記』を新たな視点で読み解く!
いまから二千年前に伊勢神宮の基礎を打ち立てた皇女・倭姫命。『倭姫命世記』の原文を読み解き、「なぜ伊勢に神宮はあるのか」に迫る単行本『旅する皇女 倭姫命 伊勢神宮のはじまり』が1月19日(金) に小学館より発売となりました。倭姫命の御巡行の地を実際に辿り、撮影された豊富なカラー写真も掲載。伊勢神宮の基礎を打ち立てた皇女の偉業を伝える伊勢神宮誕生の物語です。
書誌情報
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旅する皇女 倭姫命(やまとひめのみこと)
伊勢神宮のはじまり
監修・解説:石垣仁久(神宮禰宜)
新訳:渡邉卓(國學院大學准教授)
写真:稲田美織
定価:3,300円(税込)
A5判・192ページ・オールカラー
発売日:2024年1月19日
小学館・刊
https://www.shogakukan.co.jp/books/09389149
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2000年前、第11代・垂仁天皇の皇女・倭姫命は天照大御神が鎮まるのに最も相応しい地を求めて大和国から旅を続けて、ついに伊勢に辿り着きます。その倭姫命を祀る倭姫宮が令和5年(2023年) 11月5日に創建100周年を迎えました。
長年秘密の書とされてきた『倭姫命世記』とは何かを解説しながら、なぜ伊勢に「神宮」があるのかを読み解き、伊勢神宮の基礎を打ち立てた皇女の偉業を伝える伊勢神宮誕生の物語です。
『倭姫命世記』の原文を、國學院大學准教授・渡邉卓氏が新訳し、神宮禰宜で神宮司庁広報室長の石垣仁久氏が解説、これまでになかった新しい解釈を試みます。
さらに、写真家の稲田美織氏が、倭姫命の御巡行の地を実際に辿り、撮影を行いました。伊勢神宮誕生物語としても、かつて倭姫命がご覧になっていたであろう景色を体感できるように表現したオールカラーのヴィジュアルブックとしてもお楽しみいただけます。
●著者プロフィール
石垣仁久(いしがき・よしひさ)
昭和37年、宮城県生まれ。國學院大學法学部卒業。同大学院文学研究科博士課程前期修了。埼玉県神社庁で神社誌の編纂と調査に従事。その後、神宮司廳へ神職として奉職。神宮禰宜、広報室長を務める。
著書に『外宮さんを知るための二十のことば』など。
渡邉卓(わたなべ・たかし)
昭和54年、福島県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。専門は日本上代文学、国学、神道古典。國學院大學研究開発推進機構准教授。
著書に『こんなにおもしろい日本の神話』『「日本書紀」受容史研究―国学における方法』
稲田美織(いなた・みおり)
1991年からNYに移住し、写真家として活動。ハーバード大学、イスラエル美術館、NY工科大学、コロンビア大学、国連、ブルックリン植物園、外国人特派員協会、モナコ公国日本庭園、国立東京博物館、国立ウクライナ書籍・印刷博物館など世界各地で展覧会を開催。