~故人と対面して葬儀が可能に~
ライフエンディングのトータルサポートを提供する、燦ホールディングスグループの葬儀社である、株式会社公益社(東京本社:東京都港区、大阪本社:大阪市北区、代表取締役社長:播島聡)は、11月10日から、新型コロナウイルス感染症で亡くなられたご遺体のエンバーミングの受入れを開始します。
エンバーミングは、ご遺体に消毒殺菌・防腐・修復・化粧を施し、生前の姿に近づける技術です。ご遺体の状態変化が軽減されるため、時間にゆとりができ、故人とのお別れをゆっくりと過ごすことができます。
公益社では2001年より故人の方へのエンバーミングのサービスを実施、直近では葬儀を施行される約半数の方がエンバーミングを希望されています。
コロナ禍の影響で、生前中に十分な看病が出来なかった、入院中に面会ができなかったなど、故人との最期に思いを残されるご遺族が増え、お別れの時間を充実させるサービスであるエンバーミングへのニーズは高まっていました。しかし今までは、ご遺族や従業員への感染対策の安全性が担保できず、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられたご遺体のエンバーミングは行うことができませんでした。
今回、感染症の流行から3年近くが経過し、新型コロナウイルスの特性が徐々に明らかになってきたことで、その消毒方法・衛生処置方法・お葬儀でのお別れの仕方を工夫することによっては安全で安心なお別れができるのではないかということと、ご遺体と対面してお別れをしたいというかねてからの強いご遺族の要望を受け、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方へのエンバーミングを実施いたします。エンバーミング後に新型コロナウイルスの検査を実施し陰性を確認することで、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方の葬儀を行うことができるものです。
実施に際しては、大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学講座に検査を担当いただきます。また、杏林大学医学部佐藤喜宣名誉教教授をはじめエンバーミングの専門家にもアドバイスをいただき、このサービスの提供が実現いたしました。エンバーミングは、最愛の方を亡くされた悲しみを癒す、グリーフケアにも繋がります。公益社は、これからもご遺族の気持ちに寄り添い、故人を弔う気持ちを尊重した葬儀に取り組んでまいります。
<新型コロナウイルス感染症で亡くなられたご遺体のエンバーミングの安全性について>
◆IFSA(一般社団法人 日本遺体衛生保全協会)に関わる感染症の専門医・専門家が、新型コロナウイルスに、エンバーミング薬液の成分(ホルムアルデヒド・アルコール)が有効との見解を発表
◆米国・欧州など、実際に感染者へ行われたエンバーミング処置の事例レポートが公表されている
◆抗原検査の検査技術の取り扱いのしやすさがコロナ禍初期よりも上がっている
<概要>
◆対応エリア : 大阪市内 ※順次エリアの拡大を予定
◆エンバーミングによって新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の葬儀でできること :
1 通常の葬儀(通夜・告別式)の開催
2 棺の小窓をあけて故人の顔を見ること
3 最後に故人の好きなお洋服などを着せてあげること
※実施を進めていくに応じて変更の可能性があります
杏林大学医学部 佐藤喜宣名誉教授
エンバーミングは、ウイルス感染症において臨床的に有効性を実証された薬剤を使用しており、不幸にも新型コロナウイルス感染症に罹患されてお亡くなりになった方との最期のお別れがよりよいものになることが期待できます。
<燦ホールディングスとは>
1932年に「株式会社 公益社」として創業、2004年持株会社制への移行に伴い、燦ホールディングスに商号変更。グループには「株式会社 公益社」(持株会社制への移行時に会社分割により新設)、「株式会社 葬仙」、「株式会社 タルイ」の葬祭事業3社および葬祭サービスに必要な機能を提供する「エクセル・サポート・サービス株式会社」、ライフエンディングサービスのポータルサイトを運営する「ライフフォワード株式会社」から成り、葬儀を中心としたライフエンディングサポート事業を展開しています。1994年に葬儀会社として初めて株式を上場(当時の大証新二部)。現在は東証プライムに上場しています。
【燦ホールディングスグループ】
・燦ホールディングス株式会社 https://www.san-hd.co.jp/
・株式会社公益社 https://www.koekisha.co.jp/
・株式会社葬仙 https://www.sousen.co.jp/
・株式会社タルイ https://www.tarui365.co.jp/
・ライフフォワード株式会社 https://life-forward.co.jp / https://www.eranda.jp/