株式会社ディライト(東京都新宿区)は、喪主経験者を対象にお布施に関する調査を実施した。その結果、7割が「お布施の金額が高い」と感じ、6割以上が明確な金額提示を受けていないことが判明した。
お坊さんの依頼方法については、「付き合いのある寺院」が62.2%で最多だったが、「葬儀会社の紹介」(28.4%)も一定数を占め、現代的な依頼方法として浸透していることが分かった。葬儀のお布施に関する情報収集先は「葬儀会社」(46.1%)が最多で、「お寺(38.1%)」「家族・親戚(24.5%)」が続いた。
お布施の金額について「目安の金額」を伝えられた人が46.6%と最多で、「明確な金額の指定」を受けた人は34.6%にとどまった。金額決定時の相談相手としては「家族・親戚」(41.9%)が最も多かったが、最終的な決定では「葬儀会社のアドバイス」(27.6%)を重視する傾向が見られ、「僧侶の意見」(27.5%)、「家族・親族の意見」(20.6%)を上回った。依然としてお布施の相場や基準の不透明さが課題となっている。
【出典:PRTIMES 2025年2月12日】