2021年11月6日に京都平安神宮で開催された「市川海老蔵 平安神宮特別記念公演」では、まず平安神宮と比叡山延暦寺の合同で世界の安寧が祈願され、千日回峰行者 藤波源信大阿闍梨による特別護摩祈祷が行われた。そして前ページにあるように比叡山延暦寺より海老蔵によって運ばれた「不滅の法灯」を用いて、平安神宮初となる秋のライトアップ「きぼうのあかり」が点灯された。
そしていよいよ、海老蔵が「三番叟」を、長女・市川ぼたんが舞踊の名作「藤娘」、長男・堀越勸玄が、弁慶と牛若丸の出会いを描いた「橋弁慶」を親子共演。そのほか人間国宝・藤舎名生と田中傳次郎による「一調一管」の演奏が行われた。本公演は、市川海老蔵の長女・市川ぼたん京都初お目見えであるのと同時に、京都にて親子3名が共演する初の機会ともなった。
「ともしびが照らされましたことをありがたく思いますし、コロナ禍でなかなか明るい世の中が見えませんが、この光が、希望や元気の活力になることを願って、行事に参加させていただいた」
「本日、多くの方々が久しぶりに京都・平安神宮にお集まりいただき、舞台上からはコロナ禍の前であるかのような景色でございます。京都から日本、世界へ希望を発信できるような関係であれるよう精進して参りたい」と、海老蔵は京都平安大使としての意気込みを語った。
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