文化庁「令和2年度先端技術を活用した日本文化の魅力発信事業」世界中どこからでも大改修中の国宝根本中堂にアクセスできる「VRウォークスルー」を公開〜大改修後の国宝根本中堂を拝観できる「AR体験(アプリ)」も同時公開

伝教大師最澄1200年魅力交流委員会のプレスリリース

令和3年6月4日(金)に伝教大師1200年大遠忌御祥当を迎える比叡山延暦寺では、文化庁による「先端技術を活用した日本文化の魅力発信事業」の支援を受け「比叡山延暦寺VRウォークスルー」及び「比叡山延暦寺AR体験」を令和3年4月29日(木・祝)より公開します。
本事業は現在大改修中の比叡山延暦寺国宝根本中堂及び根本中堂廻廊を舞台に、先端技術(3D測量・4K画像によるウォークスルー作成・AI技術を用いた立体的な映像等)を活用した文化財修理現場や伝統的保存技術を惜しみなく国内外に広く紹介する「比叡山延暦寺VRウォークスルー」により「日本文化の伝承」「文化財の保存技術継承」への関心を高めることを目的としています。また比叡山延暦寺参拝者の満足度を高める「比叡山延暦寺AR体験」を同日公開します。
伝教大師最澄の創建した一乗止観院がのちの時代に根本中堂となりました。この国宝根本中堂を隅々まで体験できる先端技術を活用した日本文化の魅力発信事業を是非ご利用ください。

①比叡山延暦寺VRウオークスルー
バーチャル空間に大改修中の国宝根本中堂が出現

一般公開されていない文化財修復現場や不滅の法灯が安置されている内陣などをバーチャル上で隅々まで歩き、臨場感溢れる文化財を体感することができます。国宝・重要文化財ならではの珍しい屋根の葺替や蟇股彫刻の彩色修理など、ウォークスルー上に設けたポイントでは大改修の様子を映像でご紹介。(日本語・英語字幕)

■実施期間:令和3年4月29日(木・祝)~令和8年3月末(予定)
■URL:https://ui.archi-twin.com/showcase/?id=27
■世界中どこからでも通常は入れない大改修中の根本中堂内部をご覧いただけます

PC等でのモニター画面

PC等でのモニター画面

廻廊屋根

廻廊屋根

内陣(不滅の法灯)

内陣(不滅の法灯)

蟇股(麒麟)

蟇股(麒麟)

②比叡山延暦寺AR体験(アプリ)
目の前に大改修後の国宝根本中堂が出現
根本中堂周辺等に設置された7ヶ所のポイントでカメラをかざすと大改修完了後の根本中堂が登場。
極彩色豊かな根本中堂外観や色鮮やかに蘇った蟇股など、参拝者の方々に本来の根本中堂の姿を体感いただけます。
■実施期間 :令和3年4月29日(木・祝)~令和8年3月末(予定)
■サービス料:無料
■サービス利用箇所:比叡山延暦寺東塔
■アプリダウンロード
○iOS
https://apps.apple.com/jp/app/%E6%AF%94%E5%8F%A1%E5%B1%B1%E5%BB%B6%E6%9A%A6%E5%AF%BA%E6%A0%B9%E6%9C%AC%E4%B8%AD%E5%A0%82-ar/id1559846344

iOSダウンロード二次元コード

○Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.iPresence.EnryakujiAR

■根本中堂にある各ポイントにスマートフォン等をかざすと改修後の根本中堂が出現(全7か所)

国宝根本中堂
延暦寺では東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂があり、これを「中堂」と呼んでいます。東塔の根本中堂はその最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂です。本尊は薬師如来です。
延暦寺を開いた伝教大師最澄が延暦7年(788)に創建した一乗止観院が元であり、その後何回も災害に遭いましたが、復興の度に規模も大きくなりました。ご本尊の前には1200年間灯り続けている「不滅の法灯」が安置されています。 建物は国宝に指定され、廻廊は重要文化財に指定されています。

プレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d56039-20210427-8014.pdf

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監修:全国寺社観光協会

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