東日本大震災から10年 福島県双葉郡楢葉町鎮座「清(せいの)神社」上棟祭を実施〜無償で寄贈する「災害被災神社再建・復興プロジェクト」第4弾

災害被災神社再建・地域復興プロジェクト実行委員会のプレスリリース

災害被災神社再建・地域復興プロジェクト実行委員会は、株式会社創建が無償で建築し寄贈する「災害被災神社再建・復興プロジェクト」第4弾として「清(せいの)神社」の上棟祭が10月6日(水)13時10分より福島県双葉郡楢葉町大字前原字付念田16において執り行われたことをお知らせします。

上棟祭の模様

「清神社」は2011年3月に発生した東日本大震災で被災し、その後すぐに東京電力福島第一原子力発電所の事故により、全町避難を余儀なくされ、津波の被害そのままに放置せざるを得なかった神社です。

震災から10年がたち楢葉町を離れてしまった氏子の方々ですが、神社が再建しない限りは心も復興しない、と立ち上がり、朽ち果てるに任せていた神社を自分たちで解体し、福島県神社庁に「神社再建」のために力を貸してほしいと働きかけました。そこで福島県神社庁より本プロジェクトにお声がけをいただき、氏子の方々の強い想いに応えるため無償で再建・寄贈する「災害被災神社再建・復興プロジェクト」の第4弾 注)として「清神社」再建に取り組むこととしたものです。

上棟祭では棟梁及び大工による「槌(つち)打ちの儀」が執り行われ、棟木(むなぎ)が千年にわたり安泰であるように祈願いたしました。続いて梶原 活司氏子総代、矢内 道昭 前原行政区長、吉村 孝文 株式会社創建 代表取締役会長、佐藤 大和 福島県神社庁副庁長による玉串奉納が執り行われ、関係者約20名(内氏子5名)が参列するなか無事上棟祭が終了いたしました。

この「災害被災神社再建・復興プロジェクト」注)は、株式会社創建(大阪市中央区、代表取締役会長:吉村 孝文)が、無償で神社を寄贈するというもので2018年からスタートいたしました。日本における地震・津波・洪水等に強い災害対応住宅として発表した「千年品質伝統工法の家kinoshiro2020『INOCHI』」の技術を取り入れて「神明造」の社殿を建立いたします。

注)これまでの「災害被災神社再建・復興プロジェクト」
第1弾:熊本県阿蘇郡西原鎮座「白山姫神社」
第2弾:福島県双葉郡双葉町両竹鎮座「諏訪神社」
第3弾:宮城県名取市閖上鎮座「閖上湊神社」
参考資料 : 「神明造」※今回寄贈する神社の様式
建築面積 : 53.66m2
延べ床面積: 45.96m2(13.875坪)
図面URL  : https://www.atpress.ne.jp/releases/279025/att_279025_1.pdf

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監修:全国寺社観光協会

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