落語中興の祖・三遊亭圓朝ゆかりの「幽霊画展」 全生庵で開催(8/1~8/31)

東京・谷中にある全生庵(ぜんしょうあん)(臨済宗国泰寺派、住職:第七世現住職 平井正修)にて、2022年8月1日(月)より31日(水)まで、「幽霊画展」を開催します

臨済宗国泰寺派 全生庵-山岡鉄舟ゆかりの寺-のプレスリリース

江戸末期から明治にかけて活躍し、「牡丹燈籠」「真景累ケ淵」「死神」など、多くの名作落語を創作した落語中興の祖・三遊亭圓朝は、怪談創作の参考に数多くの幽霊画を収集していました。伝・円山応挙というものから、柴田是真、伊藤晴雨、河鍋暁斎など、著名な画家たちが描いたさまざまな幽霊たち。現在は、圓朝の墓所がある全生庵でこれらのユニークな幽霊画を所蔵しており、毎年8月の1ヶ月間のみ特別公開しています。

左から、伊藤晴雨「怪談乳房榎図」、池田綾岡「皿屋敷」、鰭崎英朋「蚊帳の前の幽霊」。 すべて全生庵所蔵左から、伊藤晴雨「怪談乳房榎図」、池田綾岡「皿屋敷」、鰭崎英朋「蚊帳の前の幽霊」。 すべて全生庵所蔵

【開催概要】
全生庵 幽霊画展

・場所:全生庵(東京都台東区谷中5-4-7)
・期間 :2022年8月1日(月)~2022年8月31日(水) ※土日祝祭日も開催
・開館時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
・拝観料 :500円
・アクセス:JR・京成電鉄 日暮里駅 徒歩10分/東京メトロ千代田線 千駄木駅(団子坂下出口)徒歩5分
・尚、新型コロナウィルス感染症予防策を講じ入場制限又は開催変更を行う事が御座いますので予めご了承下さい

三遊亭円朝(一八三九~一九〇〇)は幕末から明治にかけて落語界の大看板であると共に、「怪談牡丹燈籠」「真景累ヶ淵」「文七元結」などの原作者としても広く知られております。そして、今なお落語界はもとより歌舞伎をはじめ、演芸界全般に多大な影響を与え続けています。また人格面においても、全生庵開基・山岡鉄舟の導きにより禅をよく修し、その淵源を極め、京都天竜寺の滴水禅師より「無舌居士」の号を付与され「芸禅一如」の境涯に達した人物でもあります。全生庵に所蔵している円朝遺愛の幽霊画コレクションは、円朝歿後その名跡を守られてきた藤浦家より寄贈されました。伝円山応挙というものから、柴田是真、菊池容斎、松本楓湖、伊藤 晴雨、河鍋暁斎など、幕末から明治の著名な画家達の筆による大変ユニークな幽霊画。

全生庵では、毎年、円朝忌の行われる8月の一ヶ月間、幽霊画約三十幅を公開しております。

【全生庵について】
当庵は山岡鉄舟居士が 徳川幕末 明治維新の際 国事に殉じた人々の菩提を弔うために 明治十六年に建立した 鉄舟居士は慶応四年三月 江戸城総攻撃のため官軍東征するや 徳川十五代将軍慶喜の命を受け 単身で 静岡まで進軍して来た官軍の大本営に赴き 総参謀西郷南州に面接し 江戸城無血開城の道をひらき 江戸市民を戦火の災厄から救い 徳川家の存続をも全からしめた 明治五年から十年間 明治天皇の侍従となり天皇を精神的に教導申し上げ 英邁な明治大帝を育成した また剣 禅 書の奥義を極め 剣の無刀流を開いた 尚居士との因縁で 落語家の三遊亭円朝 国士の荒尾精 山田良政 岡田満 石油開発者の石坂周造 長谷川尚一 画家の松本楓湖 教育家の棚橋絢子 の墓所があり 円朝遣愛の幽霊画五十幅 明治大正名筆の観音画百幅が所蔵されている
【平井正修住職】
平井正修(ひらい しょうしゅう)和尚は「武士道」「新撰組」で何かと話題の山岡鉄舟居士が明治十六年に建立した、三遊亭円朝師匠が眠る上野・谷中の臨済宗国泰寺派全生庵の第七世現住職。講演では山岡先生の武士道の志と禅の心を現代に生きるために優しく解釈。政界・警視庁・人事院・各種官庁及び 各種企業における研修・新入社員研修・企業トップセミナー坐禅会が有名。執筆・編集した書籍は15冊を超える。

【本件に関するお問合せ】
臨済宗国泰寺派 全生庵(ぜんしょうあん)
住所 : 東京都台東区谷中5-4-7
URL : https://zenshoan.com/
メール : zenshoan@cup.ocn.ne.jp

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監修:全国寺社観光協会

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