青もみじの美しい世界文化遺産 総本山醍醐寺では今夏「涼」をテーマに、2024年6月からさまざまなプランを実施します。
山内の「無量寿苑(むりょうじゅえん)」は夏でも涼しいクールスポット。霊宝館の門内「フレンチカフェ スゥ ル スリジェ」の朝食と涼しい早朝ガイド付き拝観がついた初めての実施となるプランや、三宝院憲深林苑では初のホタル観賞会、幻想的な雰囲気の「醍醐寺万灯会」などをご提供いたします。
■プラン概要
【醍醐寺おすすめのクールスポット「無量寿苑」】
約8,700平方メートルの苑内には、350本のモミジを筆頭にイチョウやドウダンツツジなど秋に色づく樹木があり、新緑の時期は地面を這う苔庭と相まって美しい空間を演出しています。
今夏「涼」をテーマに『無量寿苑』をクールスポットとして、ベンチやドリンクコーナーを設置。
滝の音や木漏れ日のきれいな夏の暑さを忘れられるひとときをお過ごしください。
開催期間:2024年6月1日(土)~9月30日(月)
【「フレンチカフェ スゥ ル スリジェ」の朝食と案内付き三宝院早朝拝観プラン】
開門前の三宝院をガイドの案内付きで拝観していただきます。
朝食は「フレンチカフェ スゥ ル スリジェ」でご用意しております。
開催日時:2024年6月~9月の土日及び祇園祭の時期に開催(ホームページに掲載)
8:00 朝食(フレンチカフェ スゥ ル スリジェ)
8:30 三宝院早朝拝観
料金:お一人4,000円
【醍醐寺 ホタル観賞会】
醍醐寺三宝院にあるお庭「憲深林苑」でホタルを放流します。
憲深林苑では和束町提供のお茶接待やハープの演奏もございます。
開催日時:2024年6月22日(土) 19:00頃~20:00(受付 18:30~19:30)
※日没よる19時頃にホタルを放流します。
参加費:小学生以下無料
中・高校生 100円、大人 300円
申込:不要(当日受付のみ)
【醍醐寺万灯会】
各家のご先祖と精霊(しょうりょう)を供養し、命の尊さに心を寄せるため、毎年8月5日に醍醐寺で営まれるのが「醍醐寺万灯会」です。
多くの置き灯篭や提灯が参道を照らす中で、法要やご供養が行われます。
国宝の金堂や五重塔も灯りによって浮かび上がり、境内は幻想的な雰囲気に包まれます。
開催日時:2024年8月5日(月) 18:00~20:30
18:00~ 法要 金堂にて
19:00~ 施餓鬼塔婆供養 金堂前にて
拝観料:無料
※ご供養をお申込みの方にはおそうめんの接待がございます。
■醍醐寺拝観概要
拝観料:2ヶ所共通券…三宝院庭園・伽藍
大人1,000円(中学・高校生700円)
団体20名以上 大人800円(中学高校生600円)
三宝院御殿特別拝観:大人・中高生500円
霊宝館庭園・仏像棟:無料(※2024年6月29日(土)~7月13日(土)休館)
<期間中の法要・行事>
2024年6月15日(土) 弘法大師降誕会
2024年6月22日(土) ホタル観賞会
2024年8月5日(月) 万灯会法要
2024年9月中旬 秋季彼岸会法要
■世界文化遺産 総本山醍醐寺について
今年で開創1150年を迎える醍醐寺は、平安時代より花の醍醐と言われた桜の名所です。
慶長3年(1598)の春、豊臣秀吉は花見に際して畿内から境内に700本の桜を植え、三宝院の庭園を設計し盛大な宴を開きました。息子・秀頼や正室・北政所(きたのまんどころ)、側室の淀、三の丸など女房衆1300人余りが参加したといわれています。この故事にならって、毎年4月の第2日曜日に「豊太閤花見行列」が開催され、終日境内は賑わいます。
三宝院は永久3年(1115)、醍醐寺第14世座主・勝覚僧正により創建されました。その建造物の大半が重要文化財に指定されており、中でも庭園全体を見渡せる表書院は寝殿造りの様式を伝える桃山時代を代表する建造物であり、国宝に指定されています。
国の特別史跡・特別名勝となっている三宝院庭園は、慶長3年(1598)、豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭であり、今も桃山時代の華やかな雰囲気を伝えています。
【寺院概要】
名称: 総本山醍醐寺
所在地: 〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22
TEL: 075-571-0002
URL: https://www.daigoji.or.jp/
【アクセス】
・地下鉄東西線「醍醐駅」下車 2番出口より徒歩10分
・京阪バス22/22A系統「醍醐寺前」、301系統「醍醐寺」下車すぐ