仏像レプリカ、本尊としての是非を問う議論

寺院の防犯対策として仏像のレプリカを本尊として安置する案が議論を呼んでいる。京都・嵯峨の正覚寺住職である鵜飼秀徳氏が、社会課題を議論するプラットフォーム「Surfvote」でこのテーマについて意見を募っている。

背景には、地方都市で頻発する仏像盗難問題がある。和歌山県では、3Dプリンターによる精巧な仏像レプリカを寺院に奉納し、本物を博物館で保管する取り組みが進む一方で、信仰感情や防犯コストに関する課題も指摘されている。

Surfvoteでは、「賛成」か「反対」の投票形式で意見を募集中だ。現時点では賛成が59%、反対が17.9%となっている。「本物ではなく、その背後にある精神を崇拝する」という意見が寄せられる一方、「まず防犯対策の強化が必要」との声もある。

仏像のレプリカ化は文化財保護や防犯の観点から期待される一方、地域住民や参拝者の理解が鍵を握る。意見募集は12月16日まで受け付けている。

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【出典:PRTIMES 2024年12月13日】

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監修:全国寺社観光協会

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