大麻のチカラ!国産大麻(精麻)のしめ縄や鈴の緒を全国の神社に奉納—日本麻振興会の取り組み—

家庭向け「大麻飾り(リース型)」限定100個がたちまち完売

神棚のない家でも飾りやすい大麻飾り(リース型)

日本麻振興会では、これまで全国の神社に国産大麻の注連縄を奉納してきたが、一般向けに「大麻飾り(リース型)」を100個限定で販売したところ、わずか3日で完売した。

「注連縄として作る前の精麻を、必ず奉納する神社で祈祷していただきます。注連縄を作って残った、祈祷されてご神徳を得た大麻を皆様にお届けしたく、神棚がないお宅でも飾りやすいようにとリース型にしました」(安倍理事)

精麻は穢れを祓う力があり、毎日触れることが良いと言われている。そのチカラや大切さに気づき始めている人が増えてきていることがうかがえる。

全国から奉仕者が集う「神麻注連縄奉納式」

「神麻注連縄奉納式には全国から100名を超える奉仕者が毎回集まり、全員の手で注連縄を外し、新たな注連縄に架け替えています。宮司様、氏子様、地元の崇敬者様、そして私たち神麻注連縄奉納有志の会メンバーが、感謝の心で神様に奉仕させていただくことが大切だと感じています」(安倍理事)

奉納した多くの神社の宮司から「今まで以上に神社を大切に護る気持ちが強くなった」と、感謝の言葉が届けられていると聞いた。伝統を未来へ!

注連縄の紙垂もひとつひとつ奉仕者の手によって作られる。老若男女の隔てなく誰でも参加できる奉納式となっている

精麻を抱える安間信裕理事。この精麻が、京都の神祇工芸職人の手によって注連縄となる

<日本麻振興会>
国内大麻生産農家、神職、伝統芸能関係者、大学研究者など、約1万8千人が登録
令和2年(2020)より一般社団法人

<問い合わせ先>
神麻注連縄奉納有志の会
(しんま しめなわ ほうのう ゆうしのかい)
〒115-0042
東京都北区志茂1-35-3 301
http://shinmahounou.com/

※この記事は、雑誌『寺社Now18号』(平成30年3月発行)を元に構成したものです。

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監修:全国寺社観光協会

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