オンライン体験会の講師として登壇したのは、寺社Nowがもっとも注目している経営者の一人、コロナ禍でも人気のモダン宿坊「禅の湯」(静岡県河津町)を切り盛りする看板女将、稲本雅子氏だ。
人口減少著しい過疎地の寺院、曹洞宗「慈眼院」を生家として育った稲本氏は、祖父母が開業して両親が継承した宿坊を、コンセプトから全面的に見直して経営を立て直し、現在、運営会社の代表を務めている。
掲げたコンセプトは「育(いく)する」!
お寺と地域が元気になるマジックワードだ。
そんな彼女が今回、次世代の寺院を担う真剣なまなざしの受講生たちに、惜しみなくそのナレッジを開陳した。
下記の3点を重要なポイントとして挙げることができる。
(1)寺院会計と家計を分離〜宿泊業のインカムで過疎地でも寺院を護持〜
(2)「育する」のヒミツ〜禅の湯式!選ばれるコンセプトのつくり方〜
(3)移住&ダブルワークをサポート〜過疎地が元気になる仕組みづくり〜
いずれもが、どの世界にあっても社会課題解決のヒントになると感じた。
ということで、さっそくその詳細を順に見ていくことにしよう。
……とその前に、寺社Now掲載の下記の記事を併せてご覧いただくと、より理解と気づきが深くなると思われるので、よかったらぜひご一読を!