【うちのお宝】薬師如来像と十二神将立像


県指定文化財、十二神将を従えた薬師如来像

薬師如来像と十二神将立像の全体写真
薬師如来像と十二神将立像の全体写真。薬師如来像は高さ約98㎝、十二神将像はそれぞれ約38㎝の高さで台座に立つ

 
1616(元和2)年開山の福壽山 圓龍寺には、宮城県指定文化財の薬師如来像と十二神将立像が安置されている。どれも桂材の一本造りで、穏やかな表情で静かな立ち姿の薬師如来像に比して、十二神将は憤怒など表情が豊かで躍動感がある。木造の薬師如来像と十二神将像が揃うのは、東北では珍しい。十二神将立像の一体に1415(応永22)年との墨書があるので、どの像もその頃に制作されたと思われる。これらは、かつてこの地にあった目蓮寺から1908(明治41)年に圓龍寺に移された。「目蓮寺が廃寺になり当寺で預かりました。この地域には古くから御堂や神社など信仰の場が多く存在していました。信仰心が篤い土地柄なので、こうした古い仏像が残されているのでしょう」と話すのは住職の髙橋正人さん。

 
今でも毎月旧暦8日の御開帳には、地域の人々が集まってお供え物をし、地元の中学校からは授業で見学に訪れるという。全国から訪れる見学者も後を絶たない。「戦乱や飢饉の時代を経て残った仏像です。これらを守り、人々の想いを繋いでゆくことが大切だと思っています」と髙橋さんは語ってくれた。

穏やかな表情の薬師如来像
穏やかな表情の薬師如来像
 
十二神将立像の中の1体の表情
十二神将立像の中の1体の表情

圓龍寺
曹洞宗 福壽山 圓龍寺
〒989-1745
宮城県柴田郡柴田町入間田寺35
TEL:0224-56-3469

2017-08-07 | Category コラム

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