奈良市観光大使でもある旅する人気仏像イラストレーター・田中ひろみさん待望の新刊『日本の仏像はじまりの地 奈良の仏像115 』(西日本出版社)が12月2日に出版される。奈良は、仏像が日本で最初に伝えられた“日本仏像発祥の地”であり、また現在も国宝仏像の半数以上が鎮座する“日本一の仏像の都”でもある。そんな奈良の仏像に恋い焦がれて長年通い詰めている田中ひろみさん渾身の一冊と共に、奈良の時空を旅したい。
【田中ひろみさんからのメッセージ】
奈良には、素晴らしい仏像が本当にたくさんあります。拝観するたび、癒されています。日本の国宝仏像139 件のうち79 件もの仏像が、奈良にいらっしゃいます。都のあった、飛鳥時代、白鳳時代、奈良時代や、1180 年の平重衡らによる南都焼討ちの復興のため、慶派の仏師が仏像を作った鎌倉時代の仏像もたくさんあります。
そんな長い年月、拝まれ守り続けられた奈良の仏像の素晴らしさを知って欲しくて、2009年に『拝んで幸せ奈良の仏像100』を出版いたしました。奈良市をアピールできる人ということで、奈良市の観光大使にも任命していただきました。ずっと奈良の仏像を拝観し続け、ご紹介したい仏像がどんどん増えました。
本書は、以前の『拝んで幸せ奈良の仏像100』を大幅に改訂し、掲載する仏像の数も115件と増やし、オールカラー版にしたものです。ぜひ、この本を片手に奈良の仏像に会いに行っていただきたいです。
【書誌情報】
書籍名:日本の仏像はじまりの地 奈良の仏像115
著者:田中ひろみ
定価:1,500円+税
判型:四六判 168ページ
発売日 2024年12月2日
出版社:西日本出版社
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4908443920
田中ひろみ(イラストレーター&文筆家)
株式会社TERABIT代表取締役。奈良市観光大使、女子の仏像レジャーサークル「丸の内はんにゃ会」代表。よみうりカルチャー、 中日文化センター講師。
正看護師として勤めた後、セツ・モードセミナーで絵を学ぶ。京都の三十三間堂で仏像へ恋に落ちて以来、日本全国の仏像を取材し、仏像の本を多数執筆。他に神社仏閣、歴史、史跡、恋愛などの幅広いテーマで執筆。 絵、文、講演、テレビなどでも活動中。著書は『心やすらぐ仏像なぞり描き』(池田書店)、『仏像イラストレーターが作った仏像ハンドブック』(ウェッジ)、『イラストでひもとく仏像のフシギ』(小学館)など約70冊に及ぶ。