東京大学稲見・門内研究室の技術協力により、360度映像と音声を介した臨場感あふれる遠隔コミュニケーションを実現
トモエ陶業株式会社(所在地:愛知県瀬戸市北浦町3丁目36、社長:可児錠二)は、2022年8月31日〜9月2日にかけて東京ビックサイト南展示棟で開催される第8回エンディング産業展会場にて、最新遠隔コミュニケーション技術を駆使した「全方位遠隔商談」を実施いたします。
来場者の皆様は、通常の展示会と同様、エンディング産業展内に設けられた当社のブースまでお越しいただきますと、大型モニター越しに、愛知県瀬戸市に待機する弊社社員とお話いただけます。展示ブース内では、手元供養品などの小物の現物をご覧いただけるほか、パンフレットなどをお持ち帰りいただけます。柄物の骨壷などの大型製品につきましては、弊社ショールームから遠隔中継する形でご紹介いたします。
今回の試みは、360度映像と音声を介したリアルタイム遠隔コミュニケーションシステム研究開発に取り組む、東京大学 先端科学技術研究センター 身体情報学分野 稲見・門内研究室の技術協力により実施いたします。このシステムを用いることにより、まるで実際に瀬戸市のショールームにお越しいただいたかのようなバーチャル商談体験が実現します。今回の「遠隔商談」は、本システムの実証実験であるとともに、コロナ禍以後の、次世代の展示会のあり方を模索する試みです。ぜひ東京ビックサイトの展示ブースまで足をお運びください。
トモエ陶業株式会社について
トモエ陶業は愛知県瀬戸市を拠点とした、骨壺を主力商品に神仏具や葬祭用品を製造するメーカーです。食器など陶器全般を扱う株式会社可児商店は戦前からの歴史を持ちます。1971年に葬祭用品を専門に扱う法人として、トモエ陶業を創業しました。近年では手元供養品にも力を入れ、「花と文」ブランドをはじめとするさまざまなアイテムをお届けしています。
トモエ陶業が描く未来
従来の骨壺というと、葬送儀礼のクライマックスである「骨を拾う」儀礼の脇役にしかすぎませんでした。近年では葬送の自由が一般化され、それぞれのライフスタイルや思考に合わせたものが好まれています。葬送の自由化に伴い、骨壺もまた個人の個性を表すものであると考えます。
故人を尊重することはもちろんですが、ご遺族の方が心のこもった供養を行えることも大切です。それには見た目も品質も優れた商品を、自由に選択していただけることが理想です。
葬送儀礼に必要なアイテムは、単に宗教用具としての機能を満たすだけのものではあってはいけません。トモエ陶業では、日常生活に精神的豊かさをもたらせるような商品づくりを心がけています。
東京大学先端科学技術研究センター身体情報学分野 稲見・門内研究室について
東京大学稲見・門内研究室は生理的・認知的・物理的知見に基づいて、システムとしての身体の機序を追究し、人間が生得的に有する感覚機能、運動機能、知的処理機能を、物理的あるい は情報的に補償・拡張する「身体情報学」に関する研究を行っています。近年は、機器や情報システムを自らの身体の一部のように自然に利用する、いわば「人機一体」でやりたいことが自在にできる「自在化」技術を提唱し、その実現に注力しています。
360度映像+音声による遠隔コミュニケーションシステムについて
東京大学稲見・門内研究室では、全方位映像を介して人・空間・場所がシンクロする新たな遠隔コミュニケーション体験創出に取り組んでいます。インターネットに接続された全方位カメラ+マイク+スピーカーが一体となったモジュールを起点とするテレプレゼンス(存在感を伝送する遠隔コミュニケーション)技術を基盤に、遠隔地の同一空間に設置された複数のモジュールにアクセスできるExLeapとウェアラブルタイプのT-Leapを用いて、遠隔商談・展示会・観光・ショッピングなどの実現に向け研究開発を進めています。
ExLeap:https://star.rcast.u-tokyo.ac.jp/exleap/
T-Leap:https://star.rcast.u-tokyo.ac.jp/t-leap/
展示についてのお問合せ先
トモエ陶業株式会社(愛知県瀬戸市北浦町3丁目36)Tel: 0561-83-3674
Web: https://www.tomoetogyo.jp / E-mail: info@tomoetogyo.co.jp
遠隔コミュニケーションシステムについてのお問合せ先
東京大学先端科学技術研究センター身体情報学分野 稲見・門内研究室
Web: https://star.rcast.u-tokyo.ac.jp (プロジェクト担当者:東京大学先端科学技術研究センター 特任講師 瓜生 大輔)