令和元年5月24日「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」設立

令和3年6月 最澄遷化1200年に向けて滋賀京都の自治体.経済界.企業.文化.教育等の18名が集い次の世代を担う大学生と共に取り組む、日本文化や寺社仏閣等への新たなファンづくりがスタート!

伝教大師最澄1200年魅力交流委員会のプレスリリース

令和元年5月24日(金)、ザ・サウザンドキョウト「花鳥」にて、伝教大師最澄1200年魅力交流委員会が設立いたしましたので、本日記者発表にてご報告いたします。

令和元年(2019)6月11日現在 令和元年5月24日(金)、ザ・サウザンドキョウト「花鳥」にて、伝教大師最澄1200年魅力交流委員会が設立いたしましたので、本日記者発表にてご報告いたします。
当委員会では、令和3年6月に、天台宗を開基された、伝教大師最澄の遷化の年から1200年を迎える大きな節目を迎えることを機会とし、比叡山にゆかりのある滋賀京都の自治体、地元企業や経済界、文化人、教育の場となる大学から18名が就任し、オブザーバーには観光事業関係から8社をお迎えし、天台宗宗務総長・比叡山延暦寺執行が幹事に就任いたしました。この度の「伝教大師最澄1200年魅力交流」は一過性の催事ではなく、次の世代を担う方々に向け、日本文化や寺社仏閣などの真の価値への理解を深めるため、“人から人へと歴史は紡がれた”という視点から、人との語らいで魅力を伝承する「魅力交流」に取り組むものです。
そして、この機会が未来の日本・世界を担う力となることを願い、委員会の趣旨にご賛同された大学からのご推薦による大学生有志が参加した『大学コラボプロジェクト』を立ち上げ、委員会や専門家、また大学教授などが大学生と共に話し合う“交流”による新たなファンづくりを進めていきます。
なお『大学コラボプロジェクト』には現在立命館大学と龍谷大学から約20名の大学生が参加していますが、今後も拡大を図ってまいります。

また、6月4日に大学生をはじめとした若い世代の興味の誘因と交流を目的としたコミュニケーションサイト『いろり』をオープンいたしました。(https://1200irori.jp
滋賀京都をはじめ日本各地の歴史の担い手である地域の方との交流を図る「いろり端」をテーマとして、人を通じた地域の魅力発信とともに、本取組に関する情報を一括してお届けしてまいります。
報道関係者の皆様には何卒ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。

【「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会設立」記者発表 進行】
■日時:令和元年(2019)6月11日(火) 13:30~
■場所:比叡山延暦寺 大書院(滋賀県大津市坂本本町4220)
■内容:○「不滅の法燈」入場 ★比叡山延暦寺根本中堂にて1200年間灯し続けている法燈です
○取組経緯と趣旨 :幹事   杜多 道雄(天台宗宗務総長 祖師先徳鑚仰大法会事務局局長)
○ご挨拶     :委員長  鳥井 信吾(サントリーホールディングス株式会社 代表取締役副会長)
○取組紹介    :全体概要及び今後の取組など
大学コラボプロジェクト参加学生(立命館大学、龍谷大学の有志)による発表
○ご発言     :副委員長 加藤 好文(京阪ホールディングス株式会社 代表取締役社長)
:委員   千 宗屋 (武者小路千家第15代家元後嗣)
○質疑応答
〇その他の取組紹介:天台宗による1200年に向けた取り組み 他
○閉会のご挨拶  :幹事 小堀 光實(比叡山延暦寺代表役員執行 祖師先徳鑚仰大法会事務局奉行)
○フォトセッション
◆終了後は根本中堂大改修視察会へ

「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」設立趣意

▪設立趣意書
伝教大師最澄が遷化されてより令和3年で1200年を迎えます。
伝教大師が人の生き方として示された「一隅を照らす」のお言葉は、宗教を超え広く多くの人々の心に慈しみのともしびを灯し、人間一人ひとりの大切さを教え、その魅力は人から人へと語り紡がれてまいりました。
時代は新しい時代へと移り変わります。
そこで私どもはこの度の伝教大師一千二百年大遠忌を機会として、日本文化に新しい息吹きをもたらし、人材養成に生涯をかけられた伝教大師最澄の魅力に親しく触れ、その感動を人々に伝える交流を通じて、日本文化の歴史や寺社仏閣などへの関心を喚起し新たなファン(共感者)づくりの取組を行うため、滋賀京都にまたがる比叡山にゆかりのある様々な専門分野の方々が宗教や教義の視点にとらわれることなく集った「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」を発足いたしました。
尚、当委員会では一過性の催事にとどまらず、次の世代を担う方々との交流を育み、滋賀京都また日本各地域の活性化につながる継続的な催事や観光振興にも取り組んでまいります。

▪伝教大師最澄1200年魅力交流委員会 〈令和元年(2019)6月11日現在〉(順不同・敬称略)
■委員長
サントリーホールディングス株式会社 代表取締役副会長 /鳥井 信吾

■副委員長
京阪ホールディングス株式会社 代表取締役社長 /加藤 好文
滋賀県知事 /三日月 大造

■委員
大津市市長 /越 直美
京都府知事 /西脇 隆俊
京都市市長 /門川 大作
公益社団法人びわこビジターズビューロー会長 /佐藤 良治
公益社団法人びわ湖大津観光協会会長 /中野 道夫
公益社団法人京都府観光連盟会長 /柏原 康夫
公益社団法人京都市観光協会会長 /柏原 康夫
大津商工会議所会頭 /大道 良夫
京都商工会議所会頭 /立石 義雄
西日本旅客鉄道株式会社 執行役員 近畿統括本部 京都支社長 /三輪 正稔
学校法人立命館理事長 /森島 朋三
龍谷大学学長 /入澤 崇
武者小路千家 第15代家元後嗣 /千 宗屋
華道家元池坊 次期家元 /池坊 専好
歌舞伎役者 /市川 猿之助

■オブザーバー
株式会社JTB滋賀支店、株式会社近畿日本ツーリスト関西、株式会社日本旅行
株式会社阪急交通社、名鉄観光サービス株式会社、比叡山振興会議
坂本観光協会、おごと温泉観光協会

■幹事
天台宗宗務総長  祖師先徳鑽仰大法会事務局局長 /杜多 道雄
比叡山延暦寺代表役員 執行  祖師先徳鑽仰大法会事務局奉行 /小堀 光實

「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」目的と骨子

令和元年、滋賀京都にまたがる比叡山にゆかりある方々が集い
日本文化の伝承と後世に輝く“人づくり”を目指した
~1200年、未来に向けたものがたりが始まります~

≪伝教大師最澄1200年魅力交流≫
=コンセプト=「伝承」~心の灯~

人から人へ1200年間大切に育まれた日本の歴史や文化伝統の真の魅力を、人と人とが語り合い、その魅力を見出し、未来へと伝えることを「魅力交流」として取り組むことといたしました。
この取り組みでは、こういった機会が、未来の日本・世界を担う力となることを願い、大学生が中心となった『大学コラボプロジェクト』を立ち上げ、専門家や大学教授との協働により滋賀京都、また日本各地で育まれている日本文化・伝統の真の魅力と誇りを育み、次の世代を担う多くの方々に伝えていきます。

▪基本骨子

▪【伝教大師最澄1200年魅力交流委員会設立会】開催報告
令和元年5月24日(金)、ザ・サウザンドキョウト「花鳥」にて、滋賀県知事・大津市長や京都府知事・京都市長をはじめ、様々な専門分野の方々・計18名の委員会構成員が集い「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会設立会」を開催し、「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」を発足いたしました。

幹事、委員長による挨拶から始まり、大学コラボプロジェクトの参加大学生10名による取組紹介や、副委員長・各委員からのご意見等お伺いしました。最後に、委員長により、各委員のご発言やご意見の取りまとめを頂き、設立表明を行いました。幹事による総括では、「最初に学生さんのフレッシュな思いを発表いただき、そして委員の一人一人様から、本当に刺激のあるお言葉を頂きまして魅力を感じました。立命館大学、龍谷大学の学生さん、本当にありがとうございます。」と、感謝の気持ちを以て締めくくりといたしました。

◆以下、伝教大師最澄1200年魅力交流委員会委員長  鳥井 信吾 ご意見~設立表明 抜粋
委員の皆さま方から頂戴しましたご意見感謝申し上げます。
大学生の皆さんからは、『「一隅を照らす」という言葉が本物の言葉と感じたことが機会となった。人々への興味や言葉の重要性から新しい価値観を形成したい。また、若い人たちが日本の文化や古美術に対して興味を失っているということに大変危機感がある。人とのつながりが、また日本文化を広げていく。理論のみならず、実際の活動への思いというものが、本物に触れることが重要である。触れていきたい』とのご意見を頂きました。
委員の皆さんからは、『滋賀県や京都の産業商工業含めて、教えと関わるということが、ソフトとハードの融合ということを考えたい。』『官公庁、民間、若い人の意見が3者一緒になって次の世代を作っていく。』『比叡山への来訪者をもっと増やしていく施策を考えたい。』『最澄の教えはSDGsとも同じことではないだろうか』とのご意見がありました。
そして、『宝を見つけ、宝探しをしていこう』と。『それは若い人の目で見つけてほしい。比叡山の新緑に触れて、比叡山のお堂を巡ること、行く度に新しい発見、新しい、知らないことを知ることが出来る。』『委員会から学生と積極的に触れ合い、話し合っていくことが重要である。』『リーダーシップを育むことが重要。』『比叡山という1つの鎌倉の祖師たちを生んだ母体である比叡山というところに我々はいるということの優位性を考えながら、リーダーシップを育んでいきたい。』そして、日本の伝統、お茶のお話や生け花のお話も頂戴しました。これも伝統文化というものと、非常に古い日本の仏教ということが実は関係をしていて、日本文化がつながっているのだということ等々たくさんのご意見をいただきました。
皆さんのお話を伺っておりますと、1200年の時空を超えた伝教大師の言葉そのものかもしれないなという感想を持ちました。

【設立会・開催概要】
■開催日時:令和元年5月24日(金)午前9時00分~午前10時30分
■開催場所:ザ・サウザンドキョウト「花鳥」
■ご出席者:43名(委員及びオブザーバー随行者様のぞく)
■次  第:1、 開会
2、 挨拶            ○伝教大師最澄1200年魅力交流委員会 幹事       / 杜多 道雄
(天台宗 宗務総長 祖師先徳鑚仰大法会事務局 局長)
3、 出席者紹介
4、 委員長挨拶   ○サントリーホールディングス株式会社 代表取締役副会長 / 鳥井 信吾
5、 取組紹介  〇映像
〇大学生代表3名の発言
6、 委員会についてのご意見(副委員長)
○滋賀県知事  三日月 大造
○京阪ホールディングス株式会社 代表取締役社長     /加藤 好文
7、 各委員からのご意見
8、 ご意見~設立表明
○伝教大師最澄1200年魅力交流委員会 委員長      /鳥井 信吾
9、 総括         ○伝教大師最澄1200年魅力交流委員会 幹事       /小堀 光實
(比叡山延暦寺 代表役員執行 祖師先徳鑚仰大法会事務局 奉行)
10、閉会

「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」概要
【大学コラボプロジェクト】
プロジェクト開発には当取組に賛同された大学からのご推薦にて年度ごとに募集し参加頂きます。初期のプレビュー期間は、各大学ごとのワーキングや意見交換から始めながら、
大学同士のコラボ会議も開催することで大学を超えた交流を図ります。

■大学コラボプロジェクトとは

ワーキングの様子ワーキングの様子

大学生が中心となり、世代を同じくする人々に日本文化や歴史・伝統などに興味を感じていただくため、大学生の視点や発想を活かした企画やアイデアを話し合うワーキングを開催し、様々な専門家や企業などがそれらの発案を支援しながら事業としての具現化を図る。
大学生には、自分たちの発想から生まれる具体的な取組により、薄れゆく日本文化伝承の流れの再構築という経験を通じて、人と人の関わりの大切さや企業と社会との関係などを体験できる場として参加頂く。

 

 

●コミュニケーションサイト「いろり」について
当取組の独自媒体となるインターネットコミュニケーションサイト。地域の魅力やその地に育まれた文化歴史の価値、人から人へと紡がれた仕来りやいわれなど、伝教大師最澄遷化から1200年の歴史の時間を、人の語らいで国内外への発信とともに新たな出会いと交流を図ります。

名称 : 「コミュニケーションサイトいろり」
公開日: 令和元年6月4日(火)
URL : https://1200irori.jp

■コンセプト(抜粋)
「囲炉裏」の持つ居心地のいい空間やその役割となるようなサイトを目指し、名称を「いろり」として、人から人へと紡がれた日本の歴史や文化伝統などの魅力を語り伝え、1200年の時空をつなぐ新たな出会いと発見の場となるよう取り組んでまいります。

   ▲TOP画面   ▲TOP画面

■テーマ
1200年の時空をつなぐ、人との語らいで談をとる。
■主なコンテンツ
1、いろり端
1か月ごとに各地域で育まれてきた歴史や文化等魅力を取材テーマとして、それらの伝承を担ってきた地域の方々へのインタビューを中心としたコーナー。今後は大学生との編集会議を行いながらインタビュー記事など若い視点を取り入れていく。
2、日本文化を学ぶ
いろり端でお聞きした歴史や文化等の詳しい情報をご紹介
3、特集:一隅を照らす
魅力交流委員会や著名人等へのインタビュー記事。今何に打ち込まれているか、またこれから頑張りたい人へのメッセージ等を掲載
4、ニュース&トピックス
関連事業や委員会活動、記者発表、新しい告知、大学コラボワーキングの進捗などのトピックニュースを掲載

「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」今後のスケジュール概要他
■推進スケジュール(概要)
伝教大師最澄大遠忌1200年を迎える2021年までの約2年半、日本文化や歴史の魅力を広く発信し、その価値を見直す機会となるよう様々な取組を行っていきます。
2019年度(プレビュー期間)
●事業を広く知っていただく為の土台を形成する期間。
●日本文化や歴史の魅力発信に取り組むための「大学コラボプロジェクト」を始動し、若い世代が考え、実践できるプログラムを開発
●大学コラボプロジェクト第1次企画の実施は9月頃を想定。第2期参加大学募集も同時期。
2020年度(メイン期間)
●「日本文化や歴史の魅力発信」を活発化する期間。
●企業や団体と若い世代が協働し、日本文化歴史、そして寺社仏閣への興味を喚起させるプログラムを開発・実施。
●メディア向けの説明会や観光事業者への説明会を積極的に開催し、事業の発信を強化。
2021年度(シンボル期間)
●伝教大師最澄1200年大遠忌(6月4日)を契機に滋賀や京都への誘客を強化する期間。
●比叡山延暦寺で開催予定のシンボルプログラムと連動したプログラムを開催予定。

関連記事

監修:全国寺社観光協会

    よく読まれている記事

    寺社関連プレスリリース

もっと読む

    クラウドファウンディング

もっと読む

    ミュージアム・イベント

もっと読む

    寺社Nowの書棚-Books-

もっと読む