歴史のまち加古川 年始の注目イベント 伝統行事「鶴林寺」修正会(鬼追い)開催のお知らせ ~2022年1月8日(土)14時より本堂にて~

加古川市のプレスリリース

兵庫県加古川市では、589年に聖徳太子建立とされる『鶴林寺(かくりんじ)』の本堂にて修正会(鬼追い)を2022年1月8日(土)に開催いたします。修正会は、伝統行事として加古川市無形民俗文化財に指定されている前年の悪い行いを懺悔し、新年の厄を払う厳粛な儀式です。また、会場となる本堂は、室町時代の応永4(1397)年建立の国宝建造物として指定されています。

加古川市は、大阪や神戸への交通アクセスがよく、ベッドタウンとしても発展してきました。一方で数多くの古墳や古刹が残されており、黒田官兵衛や聖徳太子ゆかりの地として、歴史深いまちとしても知られています。

▪鶴林寺(かくりんじ)について

589年、聖徳太子が16歳のとき、仏教を広めるための道場として建立されたと言われており、平安・室町時代の国宝・重要文化財の建築物や仏像、工芸品が数多く残されています。釈迦三尊と四天王をまつり、「四天王寺聖霊院」と称されたのがこの寺のはじまりといわれ、「播磨の法隆寺」とも呼ばれています。邪念を振り落とし、新たな自分に生まれ変わる『ふりきる門』など、新しいパワースポットも人気を集める、加古川市が世界に誇る名所です。

▪修正会(しゅしょうえ)について

本堂の堂内に観衆が入っての開催は2年ぶりとなります。(新型コロナウイルスの感染状況により変更となる可能性あり。)修正会とは、毎年1月8日に鶴林寺で開催される伝統行事で、「鶴林寺鬼追い」として加古川市無形民俗文化財に指定されています。前年の悪い行いを懺悔し、新年の厄を払う厳粛な儀式です。
なお、会場となる本堂は、室町時代の応永4(1397)年建立の国宝建造物として指定されています。

儀式の際に鬼役が着用する『追儺面(ついなめん)』は、室町時代に制作されたと考えられる、県内で最も古い追儺面です。赤鬼面と青鬼面の個性的な表情に注目です。

【修正会のお知らせ】
■開催日時 : 1月8日(土)14時00分~
■開催場所 : 鶴林寺本堂
■注意事項 :
①謡曲の奉納、牛玉宝印の額への授与は感染防止のために中止致します
②感染防止のため、鬼を罵倒する大声は禁止です

▪除夜の鐘について

鶴林寺の鐘楼は、室町時代の応永14(1407)年に建てられ、国重要文化財に指定されています。2階建ての立派な建物で、普段は入ることができませんが、除夜の鐘を撞く際は開放されます。

また、梵鐘も鐘楼と同じく国重要文化財に指定されており、約1000年前の高麗時代に朝鮮半島で造られた「朝鮮鐘」です。形も魅力的ですが、「黄鐘調」という美しい音色を持つことが特徴です。

アクセス
【鶴林寺へのアクセス】

所在地:兵庫県加古川市加古川町北在家424
お電話:079-454-7053
〈公共機関でのアクセス〉
・JR「加古川駅」よりバス8分、徒歩15分
・山陽電鉄「尾上の松」より徒歩15分

〈お車でのアクセス〉
加古川バイパス 加古川ランプから10分
山陽自動車道 三木小野インターから30分

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監修:全国寺社観光協会

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