萬福寺アーティストインレジデンス香福廊、第3期アーティスト決定!髙橋奈見・監物紗羅、2人のアーティストが滞在制作作品を中心に展覧会を開催中

黄檗宗大本山萬福寺は、株式会社和合舎とDART株式会社の企画協力の元、若手アーティストが萬福寺の境内に滞在・創作する「萬福寺アーティスト・イン・レジデンスプログラム (AIR)」を実施しています。

DART株式会社のプレスリリース

2022年1月より、萬福寺で第3期アーティストとして髙橋奈見が滞在制作をしています。髙橋奈見は、本レジデンスプロジェクトに参加し、萬福寺の韋駄天像や羅漢像から得たインスピレーションを基に制作した新作や、ジェンダーや仏教の現代的なアプローチに挑戦した作品を制作しています。2021年からの滞在アーティストの監物紗羅は、昨年12月にで開催した国際展「彼方はいつもさまよっている」で天王殿に展示し、参加者と共に作り上げたインスタレーション作品「龍雲」や新しい表現の日本画を香福廊​​に展開しています。

https://www.instagram.com/naamin1124/

上段:髙橋奈見 「女性達と柘榴」、「柘榴」、「意識」、「開梛(かいぱん)と柘榴」、「韋駄天(いだてん)」 下段:監物沙羅「龍雲」

萬福寺境内のアーティスト・イン・レジデンス香福廊では、2人の作家の異なる表現を展示するとともに作品の制作のプロセスも展示しています。また、作家自身が直筆で制作する「萬福寺アート御朱印」や作品、セルフサービスコーヒーを販売しています。

萬福寺アーティスト・イン・レジデンス香福廊では、異なる表現活動を行うアーティストやキュレーターらが作品制作から展示、ワークショップ、作品販売などを行い、訪れる人々が多様な文化と触れ、自身や他者・社会や環境と向き合い、思索を深めていく場づくりを行っています。これからも、多様なアーティスト、キュレーターらが制作・発表できる機会を創出すると共に、現代アートの発信地として、世界へ活躍する次世代アーティストを支援し生み出していくことを目指しています。

■髙橋奈見プロフィール 

北海道生まれ。デザイナーとして都内にて4年勤務後、フリーのアーティストとして活動を開始する。日本画的な要素と自信の着想を組み合わせたビジュアルを制作を探求し、アナログとデジタルを組み合わせた手書きの雰囲気を活かした画風を得意とし制作を行っている。JIAIllustration Award2021ブロンズ賞受賞。現在、萬福寺にてアーティストインレジデンスに参加中。

Instagram:@naamin1124

■監物沙羅プロフィール 

大阪市生まれ。2018年京都市立芸術大学修士課程絵画専攻日本画を修了する。卒業後は日本画の技法を使いながら、既存の日本画には囚われない表現を探して作品を制作。同時に気配や音等、視覚から得られる情報以外のものを表現する方法として、原色、単色にこだわり制作を続けている。第27回臥龍桜日本画大賞展(高山市民文化会館)大賞、日本画新展2020 (美術館「えき」KYOTO)大賞受賞。現在、萬福寺にてアーティストインレジデンスに参加中。

Instagram:@sarakenmotsu
https://www.instagram.com/sarakenmotsu/

▪作家活動支援のアート御朱印体験、セルフサービスコーヒーが楽しめます

アーティスト自身が萬福寺からインスピレーションを得た作品を「萬福寺アート御朱印」として販売しています。自身の御朱印帳に、現地でアーティスト自身が手書きする、風韻のある御朱印も制作可能です。

・萬福寺アート御朱印  1000円
・御朱印帳直筆 2000円
・香福廊セルフサービスコーヒー 500円

▪5期レジデンス参加アーティスト募集中!

萬福寺アーティスト・イン・レジデンスプログラムでは、2022年6月から参加可能なレジデンスアーティストやキュレーターを公募しています。
京都府宇治市にある黄檗宗大本山の寺院「萬福寺」は、1661年に中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開創され、今年350周年を迎えます。

禅宗の一つである黄檗宗萬福寺には、今日の東アジアにある寺院で執り行われている仏教儀礼と共通する部分が数多く見られます。​また建築は、他の日本の寺院では見かけることのない明朝洋式の建築空間が印象的です。かつての萬福寺は鎖国の江戸時代に、東アジアとの国際的な文化交流を生み出した歴史を持ちます。
萬福寺アーティスト・イン・レジデンスでは、自然と文化に恵まれた歴史的な空間で制作活動を行うことができると共に、訪れる人々との交流が可能です。宿泊場所、制作場所に加え、これまでの作品を発表する展示スペースやワークインプログレスに作品を発表する機会が得られます。作品の発表や企画に当たっては、これまで様々なアートプロジェクトのプロデュース経験のある墨屋宏明(DART代表)がアドバイザーとなります。

特に、アーティスト・キュレーター・映像作家・エンジニアなど多彩な2人以上のコレクティブやユニットやチームでの参加や、海外でのオンラインメンバーや他の地域の遠隔参加などが組み合わさることで、アフターコロナの新しい表現の機会となることを求めています。

滞在製作中の髙橋奈見

募集期間:随時 2022年6月以降の滞在者を募集
滞在期間:2か月以上
※時期はご相談ください
参加条件:滞在者(1−2名)を含む2人以上のチーム・ユニット
※人々が訪れるお寺内でのコミュニケーションや広報・運営
に協力いただきます

そのほか、アートに興味があり香福廊の場を活用してカフェの運営をしてみたい個人やキュレーターチーム、 地域コミュニティづくりや、アーティスト・クリエイターとともに、アーティスト・イン・レジデンスを盛り上げてくれる個人や団体も随時募集しています。萬福寺に実際に訪れたり調べてみたうえで、どのような関わりができるかの提案を、応募フォームより募集しています。

<<参加希望のアーティストの方>>
こちらのサイトをご確認の上、応募フォームよりお申し込みください。
https://air-j.info/residence/manpuku-ji-artist-in-residence/

お問い合わせはこちら:art.manpukuji@gmail.com(CCに入れてくださいinfo@d-art.life

●概要

開催期間:~3月20日(日)
アーティスト:高橋 奈見・監物 紗羅
会場:黄檗宗大本山萬福寺
アーティストインレジデンス香福廊
住所:京都府宇治市五ケ庄三番割34
アクセス:JR奈良線「黄檗駅」より徒歩約5分・京阪宇治線「黄檗駅」より徒歩約5分
開館時間:10:00~16:30 定休 水曜日
拝観料:大人500円
香福廊サイト https://kofukuro.studio.site/

萬福寺の歴史的建造物や仏教彫刻と共に12月開催展覧会「彼方はいつもさまよっている」展の様子が3D・V R映像として体験できます。

▪DARTでは、移動が難しい中、様々な展覧会を3D・VR空間上にアーカイブ。

DARTでは、12月に萬福寺で開催した国際展「彼方はいつもさまよっている」他、大阪・船場アートサイトで開催した横田大輔、金氏徹平​​らが参加した「拡張するメディウム」展、渋谷・シネマライズ跡地で行った日米4人(井上光太郎、土屋裕央、ストーム・サープ、マリオ・トレーホ)の展覧会など、コロナ禍で、アーティストやオーディエンスが移動が難しい環境下で開催された展覧会をアーカイブして、時や地域を越えてオンラインで作品の鑑賞や作品に関する問い合わせや購入ができるサイトを企画・開発しています。満福寺のアーカイブでは、現代アートの展示作品とともに、羅漢像・韋駄天像や明朝洋式の歴史的建造物・回廊・庭園も楽しめる貴重なコンテンツとなっています。

「彼方はいつもさまよっている」3D・VR鑑賞体験リンク情報:
https://gallery.d-art.life/blogs/3d-gallery/artist-in-residence 


羅大雄寶殿内の十八羅漢像とともに展示されたREMAのインスタレーション作品
「世界と世界でないモノ。オンナとオンナでないモノ。」


3Dアーカイブでは展示された作品を展覧会終了後も鑑賞でき、一部の作品は購入や問い合わせもできます。

【展覧会やイベントの3D アーカイブ撮影問い合わせについて】
企画運営 :DART https://d-art.life/
香福廊サイト:https://kofukuro.studio.site/
メールアドレス info@d-art.life

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監修:全国寺社観光協会

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