【涅槃の樹・沙羅の木】聖徳太子創建・鶴林寺の「沙羅の木」が見頃を迎えます 雨粒に打たれながら咲く沙羅の花 ~ 6月上旬から7月上旬 ~

加古川市のプレスリリース

兵庫県加古川市の南部に位置し、聖徳太子創建と伝えられる「刀田山 鶴林寺(とたさん かくりんじ)」。毎年6月になると、仏教における三大聖木の内の2つ「沙羅の木(サラノキ)」、「菩提樹(ボダイジュ)」が可憐に花を咲かせ、参拝客を出迎えます。境内には甘い香りも漂い、初夏の訪れを感じさせます。梅雨に濡れる純白な沙羅の花を是非ご覧ください。

沙羅の木

菩提樹

◆2つの花言葉を持つ「沙羅の花」

花言葉① 「愛らしさ・愛しい人」
雨が続くこの時期に、愛らしい白い花をパッと開かせる沙羅の花。
花言葉② 「哀愁・儚い美しさ」
沙羅の花は朝に開き、夕方には花の根元から落ちてしまいます。
このような儚さから、より一層愛おしさを感じることでしょう。

◆鶴林寺について

本堂(左)、太子堂(右)

鶴林寺には、その歴史的、学術的価値に応じて、国指定の国宝2件と重要文化財18件、県指定文化財12件、市指定文化財24件があり、あわせて、計56件の指定文化財があります。加古川市内全ての指定文化財67件中、半数以上の貴重な歴史遺産を有する寺院です。
また、折衷様式の本堂は日本の仏教建築を代表する文化遺産でもあります。

◆鶴林寺と聖徳太子

聖徳太子像

聖徳太子は朝鮮半島から渡来した高僧「恵便」の教えを受けるためにわざわざ播磨を訪れ、後に3間4面の精舎を建立させ「刀田山四天王寺聖霊院」と名付けられました。崇峻天皇2年(589年)、これが鶴林寺の始まりとされています。その後、養老2年(718年)、武蔵の大目「身人部春則」が太子の遺徳を顕彰するため、七堂伽藍を建立しました。そして、天永3年(1112年)に寺号を「鶴林寺」と改めています。太子堂はこの年の建立と伝えられています。
天台宗鶴林寺は、「刀田の太子さん」としても親しまれています。『刀田』は山号、「太子さん」とは鶴林寺を創建した聖徳太子のこと。「播磨の法隆寺」とも言われています。

◆アクセスなど
住所:兵庫県加古川市加古川町北在家424
TEL:079-454-7053
公式HP:https://www.kakurinji.or.jp/

《鶴林寺の様子》

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監修:全国寺社観光協会

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