島根県立美術館 「祈りの仏像 出雲の地より」開催のお知らせ

島根県立美術館 再開館第二弾 企画展

島根県のプレスリリース

島根県立美術館、初の仏像展となります。出雲国600年の仏像が大集結し、飛鳥時代から鎌倉時代まで、各時代の重文級が勢揃いするまたとない機会です。

不動明王坐像《島根 千手院》

島根県立美術館では、企画展「祈りの仏像 出雲の地より」を開催いたします。
祈り—。自然災害、天候不順、戦乱や疫病、近しい人の病や死・・・。ひとの力ではどうすることもできないものに向かうとき、祈りは捧げられました。6世紀にわが国に伝来し、千年を超えて拝され続けてきた仏像は、こうした人々の思いを一身に受けとめてきたのです。かつて出雲国と呼ばれた島根県東部地域は、古代以来、地域性豊かな歴史文化を育んだことで知られます。その出雲において、人々の祈りを受けとめてきた仏像はどのような展開を見せたのでしょうか。本展では飛鳥時代から鎌倉時代までに制作された尊像が一堂に会し、出雲国の600年に及ぶ仏像の歴史を振り返ります。

▪開催概要

展覧会名/「祈りの仏像 出雲の地より」
会期/2022年9月16日(金)~10月24日(月)(火曜休館)
会場/島根県立美術館 企画展示室
時間/〔9月〕10:00~日没後30分〔10月〕10:00~18:30
(展示室への入場はいずれも閉館時刻の30分前まで)
観覧料/
●オンラインチケット  一般のみ:1,000円(当館コレクション展観覧料を含む)
オンラインチケットはこちらから  https://www.e-tix.jp/shimane-art-museum-inori/

●当日券
一般/企画展:1,300円(1,100円)
企画展+コレクション展セット券:1,450円(1,220円)
大学生/企画展:900円(700円)
企画展+コレクション展セット券:1,000円(780円)
小中高/企画展+コレクション展セット券:400円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金 ※小・中・高生の学校教育活動での鑑賞は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方、及びその付添の方は無料

主催/島根県立美術館 日本海テレビ NHK松江放送局 山陰中央新報社 SPSしまねグループ

▪展示構成

鰐淵寺に伝わる観音菩薩像は、持統天皇6年(692)出雲国の若倭部臣徳太理が父母のために造立したことが銘文からわかります。地方における仏教文化の黎明期、すでに地域的特色をもつ仏像造立が行われていたことを確かに示す作例です。そして平安時代、樹木のもつ生命力そのものを感じさせる重厚で厳しい、そして荒々しさを残す木彫像があらわれます。平安後期には、都で洗練を極めた穏やかで典雅な仏像がもたらされます。仏像に現実性を求めた鎌倉時代、幕府に仕えた武士たちが出雲に移り住み、新たな像を造立し、また請来したのでした。

第1章 出雲国風土記と古代寺院 飛鳥・奈良時代(7―8世紀)
日本に仏教が公に伝えられたのは6世紀半ばのことです。大陸から最先端の仏教文化を受け入れ、さらに地方へと造寺造仏が及ぶのは七世紀後半のことでした。出雲国では持統天皇6年(692)、豪族・若倭部臣徳太理が父母のために菩薩像を造りました。これが鰐淵寺(出雲市)に伝わる観音菩薩立像です。本像はまさに、出雲における仏像彫刻のはじまりを伝える記念碑的な作例と言えるでしょう。

観音菩薩立像 《島根 鰐淵寺》

第2章 国家の安寧と地域の寺院 平安時代(9―10世紀)
8世紀、全国に置かれた国分寺。出雲国分寺は現在の松江市竹矢町にありました。発掘調査で伽藍の概要は判明していますが、仏像そのものは見つかっていません。記録からは貞観13年(871)出雲国分寺の僧が、古くなった吉祥天の画像を木像に造り改めたことが知られており、こうした像が公的な仏教行事に用いられたのでした。ほかにも薬師如来や十一面観音などに祈る儀式を行うよう、諸国に対し、たびたび勅命がくだっています。

薬師如来坐像 《島根 佛谷寺》

第3章 荘園を介した都との関係 平安時代(11―12世紀)
平安時代後期、貴族文化の華やいだこの時代、日本人の美意識に合う穏やかで典雅な仏像が好まれました。仏師定朝が制作した京都・平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像がその代表的作例です。出雲地方にも当期の都ぶりを反映した美しい仏像が多く見られます。清水寺(安来市)の阿弥陀如来像などはその典型と言えるでしょう。

阿弥陀如来坐像 《島根 清水寺》

第4章 幕府、御家人、在地領主 鎌倉時代(13―14世紀)
鎌倉に幕府が開かれたこの時代、地方においても従来の秩序と異なる様相が展開します。とくに承久の乱(1221)ののち、東国の御家人が地頭となって移り住み、新たな寺院の建立や仏像の安置が進められました。鎌倉時代の造仏活動は、玉眼の使用や歯相の表現など生身性への志向の高まりや、浄土教や禅宗といった新仏教の興隆など、さまざまな要因により活気づきます。こうした仏像をめぐる新たな動向が、出雲においても新旧の有力者たちによる造寺造仏を通じてもたらされました。

十一面観音菩薩立像 《島根 浄音寺》

▪みどころ

①島根県立美術館 初の仏像展
②出雲国600年の仏像が大集結
③飛鳥時代から鎌倉時代まで、各時代の重文級が勢揃い

▪関連企画

●オープニングセレモニー 参加無料・要事前申込
抽選で30名様をオープニングセレモニーにご招待いたします。
また当日抽選でテープカットにご参加いただけます。
日時/9月16日(金)9時40分~(受付:9時15分~)
会場/ロビー
特典/展覧会図録

●オープニングギャラリートーク 要企画展観覧料
日時/9月16日(金)10:00~(約60分)
会場/企画展示室

●記念講演会 聴講無料・当日先着順
日時/9月23日(金・祝)14:00~(開場13:30~/約90分)
講師/山本 勉(鎌倉国宝館長・半蔵門ミュージアム館長)
演題/「祈りのかたちとその変遷 ―日本仏像史をたどって―」
会場/ホール(190席/当日先着順)

●ギャラリートーク 要企画展観覧料
日時/9月25日(日)・10月1日(土)10月9日(日)・10月15日(土)  各日14:00~ (約60分)
会場/企画展示室

●美術講座 聴講無料 (約90分/30分前開場)
日時/10月23日(日)14:00~(開場13:30~/約90分)
講師/椋木賢治(当館学芸課長)
会場/ホール(190席/当日先着順)

●ロビーコンサート 鑑賞無料
「竹のヴァイオリンで奏でる名曲」
日時/ 9月17日(土)①13:00~ ②15:30~
出演/湯淺いづみ(ヴァイオリン) 安達優衣(ピアノ)
会場/ロビー

●美術館キネマ① 鑑賞無料
「地球交響曲 第二番/GAIA SYMPHONY No.2」(1995年日本/約130分/DVD上映)
日時/9月24日(土) ①10:30~ ②14:30~ (各回30分前開場)
会場/美術館ホール(190席/当日先着順)

●美術館キネマ② 鑑賞無料
劇場版「聖☆おにいさん 第1紀」(2018年日本/約77分/DVD上映)
日時/10月22日(土) ①10:30~ ②14:30~(各回30分前開場)
会場/美術館ホール(190席/当日先着順)

●美術館寄席「いのりのらくご」 鑑賞無料
日時/10月2日(日) ① 11:00~ ②14:00~ (約60分/各回30分前開場)
会場/美術館ホール(190席/当日先着順)
出演/春風亭昇羊、春風亭昇市
演目/「ちりとてちん」「看板の一」

●ふたつ見て、もらおう。 要企画展観覧料
島根県立美術館×島根県立古代出雲歴史博物館 コラボ企画
本展と古代出雲歴史博物館「出雲と吉備」の両方をご観覧の方にオリジナルグッズをプレゼントします。
企画展入口でスタンプカードを配布します。

●スペシャルプレゼント 要企画展観覧料
来場の皆様に本展特製「仏像御札(カード)」をプレゼントします。御札は全部で8種類。

●ミュージアムショップ
・展覧会図録
・仏像関連グッズ・関連書籍など

●湖畔のレストラン「ラシヌ」
本展会期中特別メニュー
「フレンチ精進料理 大豆ミートハンバーグと季節の野菜セルクル」パン・サラダ・コーヒー付(1,300円税込)

●しまね家庭の日 つくるたのしむアートスタジオ 事前申込制 参加無料
「ねんどでお面づくり」
日時/9月18日(日)・10月16日(日)各日14:00~
会場/アートスタジオ
島根大学教育学部:川路澄人教授による企画・監修
参加方法は美術館ホームページをご覧ください。

●仏像ぬりえにチャレンジ! 参加無料
日時/会期中随時
会場/ロビー

●こどもガイド「徳太理くんのいのり」 無料
日時/会期中随時
会場/企画展入口にて配布

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監修:全国寺社観光協会

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