資生堂が経営・資生堂パーラーが運営するイノベーティブイタリアンレストラン『FARO(ファロ)』(東京・銀座)は、2022年10月1日(土)~10月29日(土)までの期間、『黄檗宗大本山 萬福寺』とのコラボレーションによる期間限定オリエンタルヴィーガンコースを提供いたします。宇治市の黄檗駅から徒歩5分、開祖「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」により寛文元年(1661年)に開創された『萬福寺』は、建創当初からの中国明朝様式の雄姿を誇り整然とたたずんでいます。中国から伝わり大切に継承し続けている教えのひとつでもある精進料理“普茶料理(ふちゃりょうり)”には、“普く(あまねく)大衆と茶を供にする”という想いが込められています。
今回、『萬福寺』を訪ね、そのルーツと食文化、人の温かさに深く感銘を受けたエグゼクティブシェフ能田をはじめとするシェフやソムリエが、『FARO』のクリエイションでどのように表現するのか、是非この機会にご体感ください。
◆“MANPUKU-JI × FARO” オリエンタルヴィーガンコース 15,000円 *要予約
▪ペアリングドリンク アルコール 12,000円/ノンアルコール 8,000円
◆提供期間:2022年10月1日(土)~10月29日(土) ディナータイム18:00~23:00(L.O.20:00)
▪黄檗宗大本山 萬福寺
黄檗宗大本山である萬福寺は中国福建省出身の僧 隠元隆琦禅師(1592‐1673)によって開創。承応3年(1654年)、63歳の時に弟子20人他を伴って来朝した隠元禅師は、龍渓禅師や後水尾法皇、そして第4代将軍 徳川家綱公の崇敬を得て、寛文元年(1661)に黄檗山 萬福寺を開創。萬福寺は七堂伽藍である諸堂が明朝様式で配置され、美しい中国風の建築様式が特徴。日本では唯一最大のチーク材を使った本堂である大雄寶殿や法堂、開山堂などが創建当時のまま現在もその雄姿を誇っており、主要建物23棟、回廊、額、聯などが国の重要文化財に指定される。
隠元禅師が日本に伝えたものは数多く、インゲン豆・スイカ・レンコン・煎茶・タケノコ(孟宗竹)・イス・テーブル・原稿用紙など現代の生活に欠かせないものになっています。
龍の背中を表現した菱形の石が並ぶ参道を歩く「萬福寺」主事の辻岡智幸さんと「FARO」エグゼクティブシェフの能田耕太郎。黄檗山では大力量の禅僧を龍像にたとえ、菱形の石の上に立てるのは住持のみといわれています。境内・建物には龍の体を表現したあらゆる造りが施されています。
木魚の原型とされる開梛(かいぱん)。
口に加えている玉(煩悩の塊)を吐き出させる為に、朝昼の食事、朝晩のお勤めの時刻に打ち、時間を知らせます。
法式は中国様式を忠実に継承しています。梵唄(ぼんばい)と呼ばれるさまざまな鳴り物に合わせて音楽を演奏するかのような読経も行なっています。
▪萬福寺の精進料理“普茶料理(ふちゃりょうり)”
普茶料理(ふちゃりょうり)とは、本宗の開祖隠元禅師が中国から伝えた精進料理で、「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を示すところから生まれた言葉。中国文化の香りと日本の山野に生まれた自然の産物が融合した、すべての衆が佛恩に応え報いるための料理。席には上下の隔たりもなく、一卓に四人が座して和気あいあいのうちに料理を残さず食する普茶の作法は、料理の配膳に関わる人たちの手間暇にも配慮した現代社会に伝えたいサステナブルな食文化といえます。
「萬福寺」で提供している普茶料理イメージ
*写真は3名分。当面の間、新型コロナウイルス感染防止の観点から、提供スタイルを変更しています。
ファロは2022年10月にオープン4周年を迎えます。これからも日本各地の祈りの聖地とのコラボレーション企画を人々の心の豊かさと世界の平和を祈るサステナブルな取り組みとして発信し続けていきます。
*食材の仕入れ状況により、提供内容が変わりますのでご了承ください。
*事前のご予約にてランチタイムでもご提供いたします。但し、火曜日を除く。
*期間中、ディナータイムのヴィーガンコースは“MANPUKU-JI”のみのご提供とさせていただきます。
*写真はイメージです。
*価格は税込表記です。別途サービス料10%を頂戴いたします。
【FARO(ファロ)】
■住所 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル10階
■電話番号 0120-862-150/03-3572-3911
*電話ご予約受付時間11:00~22:00(営業日のみ)
*ご予約は当月から向こう2か月先の月末まで承ります。
■営業時間 ランチ 12:00~15:30(L.O.13:30)
ディナー18:00~23:00(L.O.20:00)
■定休日 月曜日、日曜日、夏季(8月中旬)、年末年始
■公式URL https://faro.shiseido.co.jp/