崖東夜話 第三夜(2022)を開催 湯島神田上野地域の六つの文化・宗教施設による共同イベント第3弾

東京文化資源会議のプレスリリース

東京文化資源会議(会長:吉見俊哉 東京大学教授)は、六つの文化・宗教施設(アッサラームファンデーション、寛永寺、神田明神、ニコライ堂、湯島聖堂、湯島天満宮)と連携し、異なる思想倫理宗教を率直に理解し合い、新しい精神性や宗教性のこれからのあり方を考える共同イベント「崖東夜話」を2021年、2022年に引き続き、2022年11月9日(水)に各施設(神田明神、アッサラームファンデーション、寛永寺、ニコライ堂、湯島聖堂、湯島天満宮)にて第三夜として開催いたします。

日本の新しい精神文化の在り方を考えるため、湯島・神田・上野にある主要な宗教・学術施設と周辺大学の研究者有志が中心となり、6年以上にわたる研究会活動を続けてきました。その成果を披露し、宗派・主義を横断した学術・宗教活動への社会的理解を広めるため、一昨年から「崖東夜話」と称する共同イベントを開催しています。本年(2022年)はその第三夜となります。

今年の共通テーマ:「食と礼 食と祈り」

食は人間が生きていくうえで欠くべからざるものであることは言うまでもありませんが、それは生理学的に肉体を維持するだけでなく、人々の日常生活のなかで精神的な充実や家族・組織の絆をつくるうえでも不可欠の要素となっています。コロナ禍はその重要性を再認識する機会ともなりました。今回は各施設における祈りや儀礼の中で食のもつ意味を考えていきたいと思います。
https://gaitoyawa.jp/

崖東夜話

日時:2022年11月9日(水)午後3時~9時
場所:アッサラーム・ファンデーション、寛永寺、神田明神、ニコライ堂、湯島聖堂、湯島天満宮および夕食会場(ノーガホテル上野東京)

第1部:パネルディスカッション「食を通じて祈りを考える」
時 間:15:00~16:30
会 場:神田明神文化交流館4階 令和の間(定員30名)
参加費:1,000円(第1部と第2部との通し券1,500円)
お申込み:Peatix https://gaitoyawa-3-1.peatix.com/
パネリスト紹介(五十音順):
太下義之(同志社大学・教授)
対中秀行(東京復活大聖堂=ニコライ堂・主任司祭)
田中有紀(東京大学准・教授)
鳥居繁(神田明神・権禰宜)
押見匡純(湯島天満宮・権宮司)
宮部亮侑(寛永寺・執事)
モハメッドナズィール(アッサラームファンデーション・代表)
吉見俊哉(東京大学・教授 / 当会議会長)

第2部:各施設における講話・実演等
会場毎に内容・構成・定員は異なります(儒学、東方正教、イスラム教、神道、仏教)。
時 間:17:30~18:30
会 場:各施設
参加費:1,000円(第1部と第2部との通し券1,500円)
お申込み:Peatix https://gaitoyawa-3-2.peatix.com/
■ 各会場・内容のご案内
寛永寺
出演:宮部亮侑(寛永寺・執事)
定員:20名
会場:寒松院 台東区上野公園15-11 鶯谷駅(南口)徒歩3分 ※駐車場はございません
アッサラーム・ファンデーション
出演:ターリク ファタヤーニ ディレクター
定員:30名
会場:アッサラーム・ファンデーション 礼拝室 台東区台東4丁目6−7 4階 ※再移転しました。
湯島天満宮 「日本伝統の稲作と儀礼の関係」
出演:押見匡純(湯島天満宮・権宮司) 渡辺直(同・権禰宜)
定員:20名
会場:湯島天満宮内施設
神田明神 「食前食後感謝、お酒と雅楽」
出演:篳篥(ひちりき)春日貴仁(権禰宜) 龍笛(りゅうてき)高島瑞暉(権禰宜)
笙(しょう)安藤和貴(出仕)
定員:30名
会場:神田明神文化交流館4階 令和の間
湯島聖堂(斯文会) 「五行思想と食—食と五味・食と季節・食と健康」
担当:谷中信一(日本女子大学・名誉教授 / 斯文会評議員)
定員:20名
会場:講堂
ニコライ堂(東京復活大聖堂教会) 「正教会の祈りと食」
出演:対中秀行(ニコライ堂・主任司祭)
定員:10名
会場:インターナショナルルーム

第3部:夕食会
時 間:19:00〜21:00
会 場:ノーガホテル上野東京 https://nohgahotel.com/ueno/

第3部では、ノーガホテル上野東京「Bistro NOHGA(ビストロ・ノーガ)」とコラボし、崖東夜話の共通テーマである「食と礼 食と祈り」をベースに、アッサラーム・ファンデーション(ハラール)、寛永寺(精進料理)、ビストロ・ノーガ(フレンチ)による『ハラール×精進×フレンチを愉しむSPコラボディナー』をご提供。また、崖東夜話特別宿泊プランもご用意しています。アッサラーム・ファンデーションと寛永寺から食事前に簡単な解説がございます。
・ 『崖東夜話』特別ディナープラン
お一人様6,000円相当のディナーをノーガホテル上野東京4周年記念月間につき4,400円(税込)の特別料金にてご提供。ハラール料理、精進料理、フレンチをお楽しみいただけます。(崖東夜話第1部・第2部は、それぞれ別のご予約が必要となります)
・ 『崖東夜話』特別宿泊プラン
ノーガホテル上野東京1泊朝食付き+崖東夜話特別ディナープランがセットとなった宿泊プランです。(崖東夜話第1部・第2部は、それぞれ別のご予約が必要となります。)
お一人様でも、お二人様でもご利用可能で、お部屋タイプもご要望に合わせてご提案させていただきます。

ディナープランのご予約、宿泊プランのご予約、お問い合わせは以下までご連絡ください。
お電話:03-5816-0211 メール:ueno.reservation@nohgahotel.com
ノーガホテル上野東京 https://nohgahotel.com/ueno/

ノーガホテル上野

参加方法
ご参加希望の方は事前にご購入ください。
第1部:定員30名、参加費 1,000円 https://gaitoyawa-3-1.peatix.com/
第2部:各施設(6施設)定員10名~30名 参加費 1.000円 https://gaitoyawa-3-2.peatix.com/
※第1部と第2部との通し券1,500円(第1部・第2部どちらのPeatixからでも購入できます)
第3部(解説付)夕食会:ノーガホテル上野東京レストラン 参加費:4,400円税込
※崖東夜話第1部・第2部は、それぞれ別のご予約が必要となります。
※第3部については、「夕食のみ」「1泊朝食付」などいくつかのセットも検討しています。夕食会プランはノーガホテル上野東京( ueno.reservation@nohgahotel.com )へお問合せください。

崖東夜話(がいとうやわ)とは
聞いたことがないけれど、と思われた方が大半ではないかと思います。それもそのはずで、第1回イベントのためにつくられた造語です。このイベントに参加する多くの学術・宗教施設が、本郷台地その他東京の東の台地にあり、崖の下には昔は海が広がっていました。崖の東で、そして夜静かに、普段忙しくて忘れていることを語り合おう、というのが「崖東夜話」と名付けた理由です。
この企画を考えた湯島神田上野社寺会堂研究会は、東京文化資源会議のプロジェクトとして、「崖東」周辺の学術・宗教施設関係者が集まって5年前に立ち上げた、有志による緩やかな組織です。その目的は、これら諸施設がこれまで果たしてきた社会的役割の評価と現在の問題点(ハード・ソフトの両面)を整理し、今後の日本における社会理念・社会倫理形成において果たすべき役割を様々な角度から考えようというものでした。
最初はお互いにどのような歴史と考え方を持っているかを理解しあうところから始まり、パンフレットや報告書の作成、シンポジウムの開催、より深く学ぶための塾の設置などを通じて理解が深まり、初の共同イベントとして取り組んだのが、この崖東夜話なのです。
その開催の社会的目的は三つあります。
(1) 湯島神田上野地域に存在する、東京を代表する学術・宗教施設の歴史的・文化的・社会的意義を再発見して、これからの我が国における豊かな精神文化醸成の重要性について考えていただくきっかけにする。
(2) 5年間にわたる湯島神田上野社寺会堂研究会の成果として、施設間の相互理解・連携・協力が進んできたことを社会的にアピールする。
(3) 昼間の喧騒を忘れて夜間開催することで、ゆっくり、じっくり、ものを観たり、学んだり、考えたりする(観・学・想)新しいナイトライフ・生活スタイルを社会に提案する。
今回のような異なる宗派・学術団体を横断して共同のイベントを行うことは、本邦初あるいは世界初の試みかもしれません。このイベントを通じて、異なる思想倫理宗教を率直に理解し合い、新しい精神性や宗教性のこれからの在り方を考えるきっかけとなることを願っています。

東京文化資源会議とは
2015年に産官学民の有志で立ち上げた団体。東京、特に江戸時代から現代までの文化資源を多様かつ豊富に持っている都心東部地域を対象に、文化資源の発掘・保全・活用の推進・普及を目的とした様々なプロジェクトを展開しています。今回の湯島神田上野社寺会堂研究会もそのひとつです。また、近年は活動対象地域も、東京全体に広げつつあります。 https://tcha.jp/

関連記事

監修:全国寺社観光協会

    よく読まれている記事

    寺社関連プレスリリース

もっと読む

    クラウドファウンディング

もっと読む

    ミュージアム・イベント

もっと読む

    寺社Nowの書棚-Books-

もっと読む