髙松建設株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:髙松孝年、以下髙松建設)と神社仏閣建築、宗教建築の設計・施工、国宝・重要文化財建造物の修復・復元を行う株式会社金剛組(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:多田俊彦、以下金剛組)は、一般社団法人日本生活文化推進協議会(JLCA)が主催する2022年度第9回ベスト・プロデュース賞を受賞し、共に表彰を受けました。
髙松建設は2005年に経営悪化により倒産の危機にあった金剛組を支援し、世界最古の企業を存続させたとして、また、金剛組はその匠・技を以て国宝や重要文化財建造物の修復・復元に携わり続け、日本文化の維持に貢献したとして、その実績を讃えられ今回の受賞となりました。2022年11月7日にザ・リッツ・カールトン大阪にて表彰者授賞式が行われ、髙松建設代表の髙松孝年と金剛組大阪本店長の阿部知己が登壇しました。
■ベスト・プロデュース賞とは
一般社団法人日本生活文化推進協議会によって執り行われるベスト・プロデュース賞は、古き良き日本文化の“継承”や、柔軟でグローバルな思考で世の中にムーブメントを起こしたり、新しい時代を切り開く未来への“創造”と向き合う、人、プロジェクト、企業、団体を表彰することで、そういった方々が、それぞれに注ぐ思いや情熱を、より広く、深く、多くの人に顕彰する目的で推進されています。
■金剛組と髙松建設について
金剛組は西暦578 年、聖徳太子が四天王寺建立のために百済から招いた工匠の1人、金剛重光によって創業した世界最古の企業です。以降1400 年以上の間、四天王寺や全国の寺社をお護りしながら技術を発達・伝承させ現在に至ります。2005年秋、金剛組が深刻な経営危機を迎えていたところ、同じ大阪の髙松建設株式会社(現髙松コンストラクショングループ)の当時の会長、髙松孝育氏は「金剛組を潰したら大阪の恥や。」と言って金剛組を支援し、髙松建設のグループ会社として再建させました。そして2006年、新生金剛組として、創業以来1400年余にわたる伝統の技術と心、ならびに従業員・宮大工といった人材をすべて引き継いで新たなスタートを切りました。金剛組専属宮大工は、この伝統の技を知りつくした力に加えて、最新技術と伝統工法の融合を図り、いつまでも歴史に残る社寺建築をつくる為、日々精進しています。
■髙松孝年よりコメント
この度はベスト・プロデュース賞を授与して頂き誠にありがとうございます。非常に光栄に感じますとともに今後の弊社事業における社会的な責任の重さを実感しております。金剛組の堅実経営を旨とする考えは当社の企業理念に相通じる所が多く、世界最古の技術者集団をグループに持つ企業として、その伝統を守っていきたいと考えております。今後も皆様のご期待に添えますよう益々業容拡大に精進して参ります。