武本大志「怪廊」展 開催中
香川県・小豆島の「迷路のまち」(土庄本町)にある妖怪美術館(小豆島ヘルシーランド株式会社)は、小豆島大観音(大本山小豆島大観音佛歯寺:香川県小豆郡土庄町小馬越乙1)に隣接するカフェ仏陀茶房Happyにあるギャラリースペースにて妖怪彫刻家・武本大志の作品展「怪廊」を(2月中は土曜日・日曜日のみオープン)開催中です。 これは、2023年11月まで小豆島の大部港の待合所で展示していた武本大志「境目」の作品を移設しリプロデュースした企画展で、細長い回廊状のスペースを巧みに活かした展示になっており、妖怪の世界へ吸い込まれるような異次元体験ができるような空間になっています。移設後、プレオープンとして開館しておりましたが、本日1月30日(火)より本オープンとなります。
▼詳細(妖怪美術館note)
https://yokai-museum.note.jp/n/n9ca92ab1dc61?sub_rt=share_pb
やさしい観音像が佇む足もとに妖怪アートが集結する異空間
小豆島大観音は「世界一やさしい観音様」とも称され、高さ60mの立ち姿は遠くからでも優美に輝いて見えます。中には14,000体の黄金の観音像が納められ、エレベーターで最上階まで上るとその奥にはお釈迦様の歯が納められている場所を拝観することができます。このお寺のテーマは「幸せ」。その大観音様の足元には「仏陀茶房Happy」というカフェがあり来場者がゆっくりくつろげる場所になっており、細長い展示スペースもあります。ここが今回の「怪廊」展のスペースになりました。
従者の妖怪たちに守られている滝夜叉姫。「怪廊」の一番奥に控えている「滝夜叉姫」に会いたければ立ちはだかる妖怪たちを除けながら進むしかありません。なので、入口には「とおりゃんせ」の歌が掲示されています。
関連プレスリリース「境目」展について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000005189.html
作家プロフィール
武本大志(たけもと・たいし)
1985年 兵庫県赤穂郡上郡町生まれ
2008年 筑波大学芸術専門学群美術専攻彫塑コース卒業
2010年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻修了
現在 日本彫刻会会員、日本芸術メダル協会会員
第45回日彫展(日彫賞)
2016年 公募団体ベストセレクション美術2016(東京都美術館/上野)
2017年 企画展 セトウチおばけ芸術祭 おばけ人形師・中田市男と
妖怪造形師・武本大志(瀬戸内市立美術館/岡山県牛窓)
第47回日彫展(優秀賞)
2018年 アートコラボレーションつくば(つくば美術館/つくば市)
2019年 個展 妖怪屋敷 武本大志彫刻展(ROJIBI /足立区)
2020年 武本大志・柳生忠平 二人展(ギャラリー青羅/中央区)
2021年 第50回日彫展(優秀賞)
2022年 武本大志作品展「境目」(小豆島大部港)
【妖怪美術館とは】
香川県・小豆島の迷路のまちで900体をこえる妖怪造形作品を展示する美術館。まちの中に点在する4つの古民家をスマホガイドアプリを使いながらめぐる。妖怪の起源から現代の妖怪まで「妖怪造形大賞」に応募された800体を超える作品を展示・保管しています。「妖怪を世界へ」私たちは「妖怪(=Yokai)を「もったいない」と同じような世界語にしたいと考えています。館長は小豆島生まれの妖怪画家・柳生忠平。
妖怪美術館 香川県小豆郡土庄町甲398 0879-62-0221 mail@meipam.net
【小豆島ヘルシーランド株式会社とは】
瀬戸内・小豆島で、オリーブの栽培や研究、化粧品や食品の開発・製造、通信販売などを行うMeiPAM 小豆島・迷路のまちアートプロジェクトの共同運営。地域活性化事業の企画・推進・運営。
社名:小豆島ヘルシーランド株式会社
所在地:香川県小豆郡土庄町甲2721-1
代表取締役社長:柳生敏宏
設立:1985年
HP:https://shl-olive.co.jp/