「ナムい」で話題?!850年の歴史×新しすぎる寺院のカタチ!
令和6年4月で開宗850年を迎える浄土宗。
その総本山である知恩院でいまや恒例となった「ミッドナイト念仏in御忌」が開催されます。
今年は2024年4月18日(木)午後7時~翌朝19日(金)午前7時まで。
夜空に浮かぶ国宝三門楼上にて法然上人のお徳をしたう別時念仏会をいたします。
「南無阿弥陀仏」と唱えれば、すべてのものが極楽に往生できると説いた法然上人が開いた寺院で、浄土宗の総本山。
元和7(1621)年、徳川2代将軍秀忠公の命を受け建立された「三門」や法然上人の木像をお祀りする「御影堂」は国宝に指定される。
夜間に開催されるこのイベントでは、国宝である三門楼上が開放され、参加者も木魚を叩いて夜通し念仏を唱えることができる。
国宝三門楼上へ入ることのできる貴重な機会ということもあり、開催当初より話題をよび大人気の行事となっている。
いよいよ開宗850年を迎える浄土宗の総本山知恩院。
この「ミッドナイト念仏in御忌」は“夜通し”行われる行事であり、お寺での貴重な経験として話題となっているが、この行事がここまで注目を集めている理由がもう一つある。
それは、その「イマドキ」な雰囲気だ。
今年の開催情報は案内ページのみで、ピックアップページについては準備中とのことだが、昨年のピックアップページを覗いてみると、ネオンをモチーフとしたロゴに、「ネンブツ ガ トマラナイト!」の文が続く。
さらにはちりばめられた「NAMU」「AMI」「DABU」そして「POKU」。
アルファベットのポップな自体はなじみ深く、楽し気な雰囲気を思わせる。
また、インターネット上ではLive配信が行われ、「どこでも木魚」から、遠隔でも一緒にオトナエ(お称え)ができ、イメージキャラクターの「ポックマ」もとても愛らしい。
その「イマドキ」な雰囲気は宣伝素材やインターネットでの取り組みだけではない。
静かな世闇のなか、浮かび上がるようにライトアップされた三門の楼上へあがり、絶え間なく響く木魚の音色に身体ごと包まれる。
顔を上げると、目の前には光で浮かびあがる「南無阿弥陀仏」の文字。
御念仏と木魚の一定のリズムに心安らぎ、澄んだ空気に心洗われる。
そんな異空間ともいえるほどの一体感に包まれる体験は、現代人に最も必要な休息や癒しを与えてくれる。
さらには途中での退出も可能。気楽に参加することができそうだ。
「法要」というとどうしても硬いイメージを抱きがちだが、だからこそ現代に寄り添ったこの「ミッドナイト念仏」は注目を浴び、人気のイベントとなっているのだ。
昨年の様子が知恩院公式のYoutubeに残っているが、なんと登録者は1万人。
2022年を上回る18,128 回再生となっている。
この人気行事で独自な雰囲気を演出しているライトアップは、長年知恩院のライトアップを担当し、全国各地にて国宝や世界遺産でのライトアップを多く手掛けるAXIZLight[アクシーズライト]が演出。
「ミッドナイト念仏」に寄り添い、「イマドキ」でありながら、知恩院の良さを引き出す演出が、より一層、体感しないとわからない空気の一体感を生み出しているのかもしれない。
最後に、昨年のホームページからの引用にはなるが、コメントを添えさせて頂く。
お好きな場所・短い時間でもかまいませんので、時を同じくしてともに「南無阿弥陀仏」のお念仏を称え、法然上人を偲び、阿弥陀仏に思いを馳せませんか
【浄土宗総本山知恩院】
浄土宗の開祖、法然上人(1133-1212)がお念仏のみ教えを広め、入寂された遺跡に建つ京都の由緒ある寺院、知恩院。正式名称は華頂山知恩教院大谷寺という、浄土宗の総本山。
壮大な境内には法然上人のご尊像を安置する国宝御影堂、日本最大級の木造門国宝三門や七不思議の「鴬張りの廊下」「瓜生石」などが点在している。 特に、重要文化財の大鐘楼は、京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として知られている。また友禅苑や方丈庭園など、四季折々の風景が楽しめるフォトジェニックスポットも。
【知恩院 「ミッドナイト念仏in御忌」概要】
開催日:2024年4月18日(木) ・ 19日(金)
時間:午後7時~午前7時
場所:三門楼上
公式サイト:https://www.chion-in.or.jp/special/lightup_aut/
公式X:https://twitter.com/chion_in
公式Instagram:https://www.instagram.com/chion_in/
公式Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCFjpcEROLTM_lBUmPhqoYYQ
【照明演出チーム AXIZ Light とは?】
AXIZLight[アクシーズライト]-
国宝や世界遺産、東京ドーム、皇居、城郭、オリンピック関連など膨大な実績を有する演出ライティングに特化したプロフェッショナル照明デザイン&照明プログラムチーム。
ライトアップデザインやイルミネーションデザインではTVや新聞などにも多数取り上げられ、日本中の話題の名所を多数手掛ける。
特に、最新鋭のデジタル演出照明プログラムやLED素子までの拘り、そして色彩1600万色以上100分の4秒まで音楽を刻む演出技法は一線を画す高い次元の演出ライティングを確立し、光りに究極に特化した照明デザイン&プログラムチームが作り出す作品として多大な評価を多数頂けている。
■AXIZLight:https://www.izsound.jp/Laser/info.html
■イルミネーション事例:
https://www.izsound.jp/Laser/LED_ConstructionAXIZ_000.html
■ライトアップ事例:https://www.izsound.jp/Laser/LED_ConstructionAXIZ_2_000.html
■照明デザイナーKITA TOSHI:https://www.kitatoshi.com/