【港区·廣度院】江戸の練塀講座で知的発見!(無料)

初夏のお寺で江戸の旅人気分を味わおう!

廣度院練塀保存委員会のプレスリリース

増上寺山内最古の子院である、三縁山廣度院【さんえんざん こうどいん】(※1)(東京都港区・以下、廣度院)は、2023年9月に『練塀(ねりべい)』の解体調査を行い、重要文化財資料「江戸城造営関係資料集」(※2)に記録されている、江戸城の『練塀』と同じ内部構造をしていることを発見しました。

「江戸城造営関係資料集」の『練塀』内部構造を、現在唯一確認できる存在として、
同資料集に記された、「増上寺三門左右練塀」の存在を証明検証していく貴重な文化財です。

ゴールデンウィーク中の4月29日(月・祝)に、これまでの調査で分かってきた江戸の『練塀』に関する情報を発表するとともに、貴重な『練塀』の内部構造を特別公開します。さらに、港区芝エリアを訪れる皆さまに、初夏の芝エリアをお楽しみいただくために境内の庭園で飲食を提供します。

この機会に是非、ご来院いただき『練塀』の魅力をご体験下さい。

※1:廣度院表門及び練塀が1998年12月11日に国登録有形文化財(建造物)として登録
※2:『江戸城造営関係資料集(甲良家伝来)塗師方壁方瓦方当時物并本途内訳』東京都立中央図書館所蔵

URL:https://neribei.com/

▪「練塀文化交流会」概要

廣度院では、江戸時代から存在する貴重な練塀の解体調査を2023年9月に行い「江戸城造営関係資料集」に記された練塀の内部構造と一致することを発見しました。徳川幕府との深い関係やリサイクル文化の江戸時代における考えられた構造であることなど、これまで分かってきた調査内容を発表します。また、貴重な練塀の内部構造を特別公開します。飲食事業者による屋台を出店し、歴史を学ぶだけではなく訪れる皆さまが交流できるよう、境内の庭園に休憩処を設置します。
ゴールデンウィーク中に港区芝エリアを訪れる多くの方に、文化財の魅力を発信します。

日  時: 令和6年4月29日(月・祝)10:00~17:00
内  容:【練塀調査報告会(江戸の練塀)】及び【練塀文化交流会】
講座開催時間:①11:00~12:00  ②13:00〜14:00 ③15:00~16:00
登 壇 者 :工学院大学客員研究員 菅澤茂先生(高野山大学特任教授)
       廣度院 副住職 西城千珠 (廣度院練塀保存委員会)

※ご来場の方には、ポストカード二種、川瀬巴水の浮世絵「雪の増上寺」と、廣度院オリジナル「廣度院練塀建築パース」をプレゼント!

▪特別公開の庭園で日本のソウルフード(お米)に癒されましょう!(有料)

◾️出店者情報
【株式会社pote+】

日本人のソウルフード「おにぎり」とお惣菜をセットにしたランチボックスを提供します。ご一緒にお味噌汁も!

【こめどりーみんぐ】

ノンアルコール化学調味料・合成保存料無添加福島県産米100%の「米」と「こうじ」だけで作られた、こだわりの甘酒を数種類提供します。

▪練塀(ねりべい)とは

コンクリート塀等の近代工法とは異なり、およそ土地周辺から採取した土とスサ・石灰・苦汁・油等を、職人の手作業で練り築地した内部構造を有する、「伝統工法の土塀」です。
「廣度院の練塀」内部構造は、江戸城・増上寺の『練塀』を施工した江戸幕府作事方甲良家が重要文化財資料に記した工法に一致し、重要文化財資料の『練塀』の内部構造を、現存で確認できる唯一の存在となっています。

「廣度院の練塀」で確認できる「増上寺の練塀」は、内部に、五層の土面が形成され、その上に渡された瓦が壁面に到達しています。練土と欠けた瓦を突き固めて層をなし、成分調整を計りながら頑丈な「土塀」を構築しています。壁面では、内部の五層の瓦が到達している平瓦と割熨斗瓦とが、練土と交互に積まれている「瓦塀」の特徴があります。

「増上寺の練塀」は、江戸時代、大門左右から三解脱門に至るまで続く参道と、御成門左右から三解脱門・台徳院殿御廟惣門前に到るまで続いており、徳川家菩提寺の防壁機能を有しながら、意匠としても、境内伽藍の大きな部分を占めていました。浮世絵や、江戸名所図会などの寺社仏閣武家屋敷にも描かれ、江戸の人々を見守り、親しまれてきました。
江戸時代に職人の智慧で構築された「徳川家特有の土塀」で、遺構として現存する歴史的建造物です。

『江戸城造営関係資料集(甲良家伝来)塗師方壁方瓦方当時物并本途内訳』(155)東京都立中央図書館所蔵

 

▪廣度院練塀保存委員会後援・都内歴史ツアー開催!

「徳川家の菩提寺増上寺と東京23区内で最も高い愛宕山」散策会〜ガイドの案内を聞きながらめぐる〜

お申し込み方法:
①お名前 ②携帯番号 ③懇親会(16:30~17:30)参加・不参加を明記の上、info@neribei.com(廣度院練塀保存委員会)までメールでお申し込み下さい。

▪保存会メンバー募集

国登録有形文化財(建造物)の廣度院表門及び練塀の保存・活用活動には皆様のお力添えが欠かせません。
歴史ある文化財の保存活動に携わって下さる仲間を募集しています!
廣度院練塀保存委員会公式LINEアカウント:

https://lin.ee/9U1UjEi

廣度院と廣度院練塀とは

「廣度院」は、
「増上寺(三縁山廣度院増上寺)」の山号院号を頂いた「三縁山廣度院」と号します。
酉譽聖聰上人が増上寺を開山したときに別に一院を建て、酉譽上人隠棲の寺となった山内最古の子院です。
徳川家康公の帰依を受け後陽成天皇に国師号を賜った源譽存応上人による、芝への増上寺大伽藍造営移転時、三解脱門正面の角に、開山より廣度院にて護持してきた酉譽上人念持の不動尊とともに移転しました。
不動尊は、開山酉譽上人往時の制範を失わないようにと安置された。更には、酉譽上人の疱瘡(流行り病)快癒の霊験を持って、身代わり不動尊としても信仰されました。
徳川家菩提寺増上寺に最初に埋葬された徳川家康の四男松平忠吉(性高院)の位牌を供養していました。松平安芸守(広島藩浅野家)の宿坊にもなり、浅野家の「違い鷹の羽」の紋が表門にあります。
「廣度院練塀」は、
表門のある大門通(南面)から御成道(西面)の増上寺参道の要所を廻っています。
江戸時代には、この両道や増上寺境内一帯に「廣度院練塀」同様に「増上寺の練塀」が存在していました。
防壁の機能と、徳川家特有の工法で構築された「土塀」が連なっていた徳川家菩提寺の往時の姿を、江戸時代から連綿と残す遺構としての歴史的建造物です。
2023年9月解体調査を行い、江戸城「西丸吹上」·増上寺「三門左右練塀」を記した重要文化財資料『江戸城造営関係資料(甲良家伝来)·塗師方壁方瓦方当時物并本途内訳』の『練塀』図版と構造工法が一致し、山内独自の貴重な練塀遺構であることが解明されました。

URL:https://neribei.com/

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監修:全国寺社観光協会

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