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京都の千總文化研究所は、2025年3月18日に「真宗東派本願寺所蔵染織品 調査報告会・研究会」を千總ビル5階ホール(京都市中京区)で開催する。東本願寺法主が用いた法衣装束の調査結果を報告し、本願寺第25代法主・大谷光道氏と染織研究者モニカ・ベーテ氏による対談も行われる。
千總は近代まで東本願寺の御用法衣商を務めており、今回の調査では幕末から近代にかけて制作された法衣装束の実態に迫る。本報告会では、歴代法主がまとった衣装の特徴や意義を解説し、法主の衣文化が持つ象徴的な役割を明らかにする。また、本願寺に伝わる染織品の実物や千總が所蔵する制作資料も展示し、当時の技法や意匠を紹介する。
参加は無料で、申し込みは千總文化研究所の公式サイトで受け付けている。会場参加の締切は3月11日、動画配信の視聴申し込みは3月14日まで。宗教文化や染織史に関心のある人々にとって貴重な機会となる。

調査風景
【出典:@Press 2025年2月18日】