
知恩院春のライトアップ 過去開催事の様子_AXIZLight演出の三門
浄土宗総本山・知恩院(京都市東山区)で、春の夜を彩る恒例の「春のライトアップ2025」が始まった。開催期間は3月26日から4月6日まで。三門、御影堂、友禅苑など、由緒ある境内を最新のライティング技術で照らし出す特別な夜間拝観だ。
今年の見どころは、「黄金の桜」をテーマにした三門の演出。国宝に指定された国内最大級の木造門を、浄土宗の象徴色である金色の光が包み込む。訪れる人々を、極楽浄土を思わせる幻想の世界へと誘う構成となっている。
御影堂では、6本の光の柱が「南無阿弥陀仏」の六字を天へと届ける演出が施され、荘厳な雰囲気に包まれる。友禅苑では、しだれ桜と池泉回遊式の庭園が、光と影のバランスによって一層際立ち、訪問者を静謐な時間へと誘う。
ライトアップは照明演出集団AXIZ Lightが担当し、知恩院の歴史的景観と調和する幻想的な空間を生み出している。
加えて、僧侶と巡る「月かげプレミアムツアー」や、京都ジュニアオーケストラ有志によるコンサート「おてつぎフェス2025」などの特別企画も同時開催され、視覚だけでなく聴覚・心にも響く夜となっている。
知恩院は、浄土宗の開祖・法然が布教と入寂された遺跡に建つ由緒ある寺院であり、御影堂や大鐘楼など多くの国宝・重文が点在する。春の一夜を照らすこのライトアップは、古都京都の歴史と信仰を感じさせるとともに、新たな光の演出で訪れる人々の記憶に刻まれる催しである。

知恩院春のライトアップ 過去開催時の様子_AXIZLight演出の三門
【出典:PressWalker】