初公開!! 未来仏・弥勒からのメッセージ!タリバン破壊仏像&壁画をスーパークローン技術で復元制作【東京藝術大学大学美術館「みろく —終わりの彼方 弥勒の世界—」展 特集①】

敦煌莫高窟275窟《弥勒交脚像》スーパークローン文化財の前にて、左)宮廻正明氏(東京藝術大学名誉教授)、右)深井隆氏(彫刻家・東京藝術大学名誉教授)【写真:寺社Now編集部】

左)敦煌莫高窟275窟《弥勒交脚像》(敦煌研究院文物数字化所制作)、右)再現(70%縮小)制作過程©東京藝術大学COI拠点:敦煌研究院から提供された3Dスキャンデータと高精細画像を元に、実物の70%スケールで再現された。全部で6つのパーツに分割して、組み立てや解体が容易に行える構造となっている、提供されたデータをさらに緻密に修正をしてデータを完成させ、7軸ロボットアームと3軸NC加工により忠実に削り出した。装飾品などの細かい意匠は、さらにパーツを分けて別途精密に切削した。機械の作業のあとに、人の手による仕上げが行われた。完成した立体造形物に、高精細画像から作成した図像を印刷した和紙を貼り込み、日本画チームによる手彩色により、ようやく精緻なクローン文化財の完成となる

最後に眼球が手彩色されて完成した。この位置に立って見上げると、弥勒菩薩の慈しみを感じることができる 【写真:寺社Now編集部】

人類共通の遺産がスーパークローン文化財によって、共有され、未来へとつながっていく 【写真:寺社Now編集部】

会場の一画には「敦煌莫高窟57窟 想定再現」も 【写真:寺社Now編集部】

現在、現地では創作から1000年後の清の時代に再現された像が安置されているが、藝大のスーパークローン文化財チームは、膨大な考証に基づいて唐の時代のオリジナルの像を再現した 【写真:寺社Now編集部】

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監修:全国寺社観光協会

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