寺社Now注目の企画展『掌(てのひら)の建築展 -橋爪紳也+遠藤秀平 建築ミニチュアコレクション-』が、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」にて開催される(2021年7月10日〜8月29日)。
東京、大阪、京都、滋賀、岡山など日本各地で開催され好評を博した『みんなの建築ミニチュア展』から、厳選された世界中の有名建築のミニチュア約1000点が展示され、「建築ミニチュア」を通して、都市や建築・住まいが持つ魅力に触れる絶好の機会となる。寺社関連の建築ミニチュアも出展されているので必見だ。コロナ禍にあって疑似世界旅行が楽しめる趣向ともなっている。
併せて、写真家・川村憲太氏と建築史家・都市史家の橋爪紳也教授のコラボレーション写真展『ミニチュア・ワンダーランド』も開催。建築ミニチュアと現実の風景の断片とを組み合わせたパラレルワールドに魅了される。
※寺社Nowでは、特別に許可を得て、このページの下の方で写真展『ミニチュア・ワンダーランド』の一部をご紹介!
「掌(てのひら)の建築展」概要
▪会期:令和3年7月10日(土曜日)から令和3年8月29日(日曜日)まで
▪開催時間:10時から17時まで(入館は16時30分まで)
▪期中の休館日:毎週火曜日(祝日を除く)
▪入場料:
企画展のみ 300円
常設展と企画展 一般800円(団体700円)
高校生・大学生500円(団体400円)(要学生証提示)
(注)団体は20名以上
※年間パスポート、大阪周遊パスでも入場可
※中学生以下、障がい者手帳等持参者(介護者1名を含む)
※大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書提示)
▪会場:大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」企画展示室
(大阪市北区天神橋6丁目4-20大阪市立住まい情報センター8階)
▪交通:Osaka Metro堺筋線・谷町線、阪急電鉄「天神橋筋六丁目駅」3番出口から直結
JR大阪環状線「天満駅」から北へ650メートル
▪ホームページ:大阪くらしの今昔館ホームページ
併設写真展『ミニチュア・ワンダーランド』一部WEB特別公開
写真:川村憲太、ミニチュア提供:橋爪紳也コレクション
出典:月報『KAJIMA』2020年7月号(鹿島建設発行)より
橋爪紳也(はしづめ・しんや)
建築史・都市史家。大阪府立大学研究推進機構特別教授
大阪府立大学観光産業戦略研究所長
1960年大阪市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程、大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。
『日本の遊園地』(講談社)、『あったかもしれない日本』(紀伊国屋書店)、『集客都市』(日本経済新聞社)、『「水都」大阪物語』(藤原書店),『ツーリズムの都市デザイン』(鹿島出版会)など、建築史、都市文化論に関する著作は50冊以上。日本観光研究学会賞、日本建築学会賞、日本都市計画学会石川賞など受賞多数。近刊に『大阪万博の戦後史―EXPO’70から2025年万博へ』(創元社)がある。
川村憲太(かわむら・けんた)
写真家。1981年生まれ。
滋賀県在住、株式会社tametoma主宰。
建築・広告写真を主に、グラフィックデザインやWEB制作も行う。オフィス兼ギャラリーにて旅先で出会った風景写真などの個展も開催。