イッツ・ア・スモール・寺社ワールド!! 「掌(てのひら)の建築展〜橋爪紳也+遠藤秀平 建築ミニチュアコレクション」大阪くらしの今昔館

寺社Now注目の企画展『掌(てのひら)の建築展 -橋爪紳也+遠藤秀平 建築ミニチュアコレクション-』が、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」にて開催される(2021年7月10日〜8月29日)。
東京、大阪、京都、滋賀、岡山など日本各地で開催され好評を博した『みんなの建築ミニチュア展』から、厳選された世界中の有名建築のミニチュア約1000点が展示され、「建築ミニチュア」を通して、都市や建築・住まいが持つ魅力に触れる絶好の機会となる。寺社関連の建築ミニチュアも出展されているので必見だ。コロナ禍にあって疑似世界旅行が楽しめる趣向ともなっている。
併せて、写真家・川村憲太氏と建築史家・都市史家の橋爪紳也教授のコラボレーション写真展『ミニチュア・ワンダーランド』も開催。建築ミニチュアと現実の風景の断片とを組み合わせたパラレルワールドに魅了される。

※寺社Nowでは、特別に許可を得て、このページの下の方で写真展『ミニチュア・ワンダーランド』の一部をご紹介!

建築ミニチュア ——土産物用に販売されている建築や都市のミニチュア類、記念品として制作され配布されたものなどを含めて「建築ミニチュア」と定義されている(公式ガイドブック『みんなの建築ミニチュア』芸術新聞社より)。世界有数のコレクターでもある建築史・都市史家の橋爪紳也教授によれば、「建築ミニチュアは、旅の思い出を蘇らせる装置でもあり,縮小された風景を掌に載せる喜びは世界共通」だという。「新型コロナウイルスの世界的な流行によって、従来のように自由に海外旅行ができないなか、建築ミニチュアでひととき世界を旅してほしい」と橋爪教授は語る。 写真右は、日本を代表する建築ミニチュアコレクターの双璧、右が建築家・遠藤秀平氏、その左が橋爪紳也教授

サン・マルコ広場とサン・マルコ聖堂(イタリア・ヴェネツィア)

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(イタリア・フィレンチェ)

公式ガイドブックでは、作品が1マス1センチの方眼紙の上で撮影されており、サイズ感とその世界観が手に取るようにわかる

建物だけでなく地形まで含めて造作されているケースなど、建築ミニチュアにはさまざまなバリエーションがあって興味深い

「掌(てのひら)の建築展」概要

▪会期:令和3年7月10日(土曜日)から令和3年8月29日(日曜日)まで
▪開催時間:10時から17時まで(入館は16時30分まで)
▪期中の休館日:毎週火曜日(祝日を除く)
▪入場料:
企画展のみ 300円
常設展と企画展 一般800円(団体700円)
高校生・大学生500円(団体400円)(要学生証提示)
(注)団体は20名以上
※年間パスポート、大阪周遊パスでも入場可
※中学生以下、障がい者手帳等持参者(介護者1名を含む)
※大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書提示)
▪会場:大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」企画展示室
大阪市北区天神橋6丁目4-20大阪市立住まい情報センター8階)
▪交通:Osaka Metro堺筋線・谷町線、阪急電鉄「天神橋筋六丁目駅」3番出口から直結
JR大阪環状線「天満駅」から北へ650メートル
▪ホームページ:大阪くらしの今昔館ホームページ別ウィンドウで開く

併設写真展『ミニチュア・ワンダーランド』一部WEB特別公開

写真:川村憲太、ミニチュア提供:橋爪紳也コレクション
出典:月報『KAJIMA』2020年7月号(鹿島建設発行)より

日本には、他国に類例を見ない、お寺や神社を模した素朴さと温かみのある「土鈴(どれい)」がある。粘土を素材とした焼き物であるため、建築物を精緻に再現することは難しいが、逆に特徴をうまく捉えてデフォルメすることで独特の温かさと味わいが出てくる

写真は、春日大社や嚴島神社など、聖域の参道に並ぶ灯籠をモチーフとした土鈴。「土鈴」という名前からもわかるように、音が鳴る。橋爪教授「見た目も愛らしいが、音色の違いも楽しい」。ミニチュア建築でありながら、音を奏でることもできるという点において、日本の土鈴は世界的にもユニークな存在といえる

橋爪紳也(はしづめ・しんや)
建築史・都市史家。大阪府立大学研究推進機構特別教授
大阪府立大学観光産業戦略研究所長
1960年大阪市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程、大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。
日本の遊園地』(講談社)、『あったかもしれない日本』(紀伊国屋書店)、『集客都市』(日本経済新聞社)、『「水都」大阪物語』(藤原書店),『ツーリズムの都市デザイン』(鹿島出版会)など、建築史、都市文化論に関する著作は50冊以上。日本観光研究学会賞、日本建築学会賞、日本都市計画学会石川賞など受賞多数。近刊に『大阪万博の戦後史―EXPO’70から2025年万博へ』(創元社)がある。

川村憲太(かわむら・けんた)
写真家。1981年生まれ。
滋賀県在住、株式会社tametoma主宰
建築・広告写真を主に、グラフィックデザインやWEB制作も行う。オフィス兼ギャラリーにて旅先で出会った風景写真などの個展も開催。

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