2022年3月3日(木)、4(金) ＠奈良文化財研究所
学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学(本部：東京都品川区、理事長：田村哲夫、学長：亀山周二、以下本学)は、医療保健学部医療栄養学科 三舟隆之教授らの研究グループによるシンポジウム「西大寺食堂院跡の古代食再現！」を2022年3月3日(木)、４日(金)に開催します。
本シンポジウムは、日本学術振興会の科学研究費助成事業で研究を行っている「東ユーラシア東辺における古代食の多角的視点による解明とその栄養価からみた疾病」(基盤研究A)の研究の一環として開催いたします。
本研究は古代食の食品や調理法の復元を行い、その栄養学的な分析から古代における食事と生活習慣病の関係まで探ることを目的としています。文献史料から古代の食品を検証するとともに、食器・調理具である土器の器形や内部の使用痕を調査し、残存脂質やコゲなどの理化学的分析も行っています。また、説話・絵巻物などの資料も視野に入れ、民族学的な調査も行った上での古代食の実態解明にも取り組んでいます。
当日は、本学教員のほか独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所等の研究分担者も登壇し、西大寺食堂院跡から出土した遺物やそれらから見える当時の食事について解説します。
＜公開講座の概要＞
■タイトル ：「西大寺食堂院跡の古代食再現！」
■日時 ：2022年3月3日(木) 13:00～17:00, 3月4日(金) 9:30～17:00
■参加方法 ：対面
■対象 ：大学・博物館・地方公共団体などに関係する研究者
■定員 ：80名
■参加費 ：無料
■開催場所 ：奈良文化財研究所
〒630-8577 奈良県奈良市二条町2-9-1
■申込み・問合せ先 ：東京医療保健大学 三舟隆之（t-mifune@thcu.ac.jp）まで
※新型コロナウイルスの感染状況によっては、オンライン形式に変更する可能性もございます。
■プログラム
第1部 西大寺食堂院と出土遺物
3月3日（木） 1日目
13:00～13:10 開会のご挨拶・趣旨説明 (東京医療保健大学 三舟隆之)
13:10～13:20 ご挨拶 (西大寺：佐伯俊源)
13:20～14:00 『西大寺流記資財帳』と食堂院（仮）（小倉慈司）
14:10～14:50 「西大寺食堂院跡の発掘調査と出土木簡」（馬場基）
15:20～16:00 「西大寺食堂院跡出土の製塩土器」（神野恵）
16:10～16:50 「西大寺食堂院の食器の検討」（森川実）
3月4日（金） 2日目
9:30～10:10 「西大寺食堂院跡出土の甕」（小田裕樹）
10:20～11:00 「土器付着白色物質分析について」（村上夏希（報告者）・庄田慎矢・大道公秀）
11:10～11:50 「西大寺食堂院跡出土動物遺体」（山﨑健）
13:20～14:00 「西大寺食堂院跡の植物種子」（芝康次郎）
14:10～14:50 「西大寺食堂院跡出土の桃の種子と古代食の再現」（三舟隆之）
14:50～15:30 「西大寺食堂院跡の出土遺産から見る古代食の再現」（仮）（西念幸江）
第2部 シンポジウム
15:40～17:00 「西大寺食堂院跡の出土遺物からわかる古代の食の再現」
（報告者：神野・小田・庄田・村上・森川・山﨑・芝・大道・西念）
| 【東京医療保健大学とは】 理事長 ：田村哲夫 学長 ：亀山周二 設立年度 ：2005年 本部 ：東京都品川区東五反田 キャンパス ：五反田キャンパス、世田谷キャンパス、国立病院機構(東が丘)キャンパス、 国立病院機構立川キャンパス、船橋キャンパス、雄湊キャンパス(和歌山)、 日赤和歌山医療センターキャンパス(和歌山) 学部(学科) ：医療保健学部(看護学科、医療栄養学科、医療情報学科)、 東が丘看護学部(看護学科)、立川看護学部(看護学科)、千葉看護学部(看護学科)、 和歌山看護学部 (看護学科) 専攻科 ：助産学専攻科、和歌山助産学専攻科(2022年4月開設) 大学院 ：医療保健学研究科(修士課程8領域、博士課程3領域)、 看護学研究科(修士課程4コース、博士課程) 和歌山看護学研究科(修士課程3領域)、千葉看護学研究科(修士課程) 学生数 ：3,093名 (2021年5月現在) |
