思わず誰かに話したくなる仏像のヒミツが108問! お寺めぐりがぐっと楽しくなる仏像の魅力満載の『仏像ドリル』9月20日発売!

株式会社新星出版社のプレスリリース

まもなく紅葉の秋、お寺めぐりに絶好のシーズン到来!
仏像のヒミツをドリル形式で紹介した『仏像ドリル―魅力や鑑賞のポイントが楽しく学べる!』。“みんなの難しいをカンタンにする” 新星出版社から発売します。

仏像に関する知識をそれほどお持ちでない方でも、ひとつ、ふたつ、好きな仏像があるのではないでしょうか。
私(編集担当)もそんなひとりで、会社のデスクには、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像のフィギュアがあります。数年前、京都旅行の際に、ガチャガチャで手に入れたお気に入りです。
仏像が美しいと気づいたのは大学4年生の時。立原正秋の『花のいのち』(新潮文庫)を読み、卒業旅行はロンドンと決めていたのを急きょ奈良に変更して、秋篠寺の伎芸天像に会いに行ったのが最初です。雪がしんしんと降るなか、「伎芸天と私」だけの時間が20分近く続きました。なんと贅沢で貴重な時間だったことか!

しかしこのたび、『仏像ドリル』を担当して痛感したのは、「今まで仏像について何も知らなかった!」ということです。知識があれば、大好きな奈良・京都旅行ももっと楽しめたはず。今さらながら、漫然とお寺めぐりをしていたことを後悔しています。

たとえば、「飛鳥時代の仏像は顔が□□(p170)」という問題。
答えとイラストを見て、「そうか、確かにそうですね」と思い、法隆寺金堂の釈迦三尊像を思い浮かべる……と同時に、そういうことを意識して、仏像を見たことはなかったな、と気づき反省。
そして「平安時代の仏像は少し□□気味(p172)」のページに。「そうか、飛鳥時代とは違って、徐々にやさしい雰囲気になるのね~」と歴史の流れを感じつつ、仏像づくりの変化についても知識を得ることができました。こんど仏像に会いに行くときは、確実に仏像の見方が変わりそうです。

『仏像ドリル』はその名のとおりドリル形式の本。
「仏像に興味のあるみなさん! 穴埋め問題形式で仏像に関する知識をチェックしちゃいましょう。お寺めぐりの前にもおすすめ!」という趣旨の本です。
書かれていることをただ読むのではなく、一度頭で考えてみるのは、心がちょっと躍る作業。解答に関する事柄や背景などについても解説していますが、もちろん専門的な本ではありません! 108問すべてにかわいいイラストが添えてありますので、コアな仏像ファンのみならず、初心者の方にも「解いて読んで楽しい」一冊です。

本書を監修してくださったのは、日本を代表する宗教学者の島田裕巳先生。
島田先生は仏教や仏像に関する深い知識をお持ちなのはもちろんですが、多くの秘仏をはじめ、たくさんの仏像を実際にご覧になってきた仏像の達人です。
また、本書のイラストやマンガを描いてくださったのは、仏像イラストレーターで、学生時代には仏教美術史の研究室で学んだというカワモトトモカさん。
108問すべての問いだけでなく、知識を掘り下げる「補習授業」などのコラムやマンガでも、かわいくてわかりやすいイラストを描いてくださいました。

もうすぐ10月。この秋は『仏像ドリル』を片手に、お寺めぐりを楽しんでみてはいかがですか。今まで聞こえなかった、仏さまの声が聞こえてくるかもしれませんね!

もくじ
【1時間目】仏像のきほん
【2時間目】仏像のすがた
【3時間目】仏像のしゅるい
【4時間目】仏像とお寺 奈良&京都
【5時間目】仏像とお寺 その他の地域
【6時間目】仏像づくりの歴史と技術


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監修:全国寺社観光協会

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