事前予約制導入や「マイくつ袋」でウィズコロナ社会の観光スタイルを https://ja.kyoto.travel/
京都市及び公益社団法人 京都市観光協会(DMO KYOTO)では、通常非公開の文化財や紅葉の映える庭園を公開する「秋の特別公開」を2020年11月13日(金)より順次実施いたします。今年は、ウィズコロナ社会の新しい観光様式を見据え、Webによる事前予約を活用し、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)、浄住寺(じょうじゅうじ)を公開いたします。
例年は、11月~12月にかけて非公開の文化財や紅葉の映える庭園を中心に京都観光の一つとして実施してきました。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、事前予約による受け入れ人数の制限を設けることで、休日や日中に集中する傾向のある観光客の分散化を図り、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)、浄住寺(じょうじゅうじ)を公開いたします。市民生活と観光との調和や、観光客にとってもより質の高い京都観光を目指し、ウィズコロナ社会の新しい観光様式を提唱してまいります。
実施にあたり、2020年7月から京都市観光協会の呼びかけにより京都府市下23の観光関連団体とともに推進している「より一層『安心・安全』な京都観光を実現するための新型コロナウイルス感染症対策宣言ガイドライン」を遵守し行います。
従来靴を脱いで見学をする施設等においては、環境負荷軽減と新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から「マイくつ袋」の持参を呼びかけるとともに、複数回の利用が可能な紙袋を有償で販売します。
京都市では、京都市民と観光客の健康と安全を第一とし、少しずつでも活気の溢れる京都を取り戻していけるよう、新しい京都観光を推進してまいります。
【特別公開箇所】
■金戒光明寺~紅葉の映える庭園や山門からの絶景~
公開期間:11月13日(金)~12月6日(日)※事前予約優先 15分間隔(各時間帯最大35名まで)
■浄住寺~美しい紅葉の参道と黄檗建築~
公開期間:11月21日(土)~12月6日(日)※事前予約優先 15分間隔(各時間帯最大35名まで)
- 新たな観光への取組み
①京都観光版ガイドラインに基づいた対策
アルコール消毒やマスクの着用、人と人の距離を充分にとるなどの協力をお願いし、感染症予防対策を遵守しながら特別公開を実施します。
②Webによる事前予約制の導入
事前予約システムを導入することで、指定された時間ごとに人数を制限して拝観者の受入れを行います。上限人数については、公開先の入口から出口までのおおよその距離に基づき、施設内や並び列における3つの“密”が生じないように設定しております。なお、予約がない場合でも、空きがあれば入場頂けます。
③「マイくつ袋」持参のお願い
京都を含む国内の観光地においては、靴を脱いで入場する必要がある施設も少なくありません。京都市観光協会では環境負荷軽減と新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、くつ袋としてビニール袋の配布を行わず、お客様にくつ袋を持参いただくよう推奨する取組みを実施します。当日袋をお持ちでない方には、くつ袋として、複数回の利用が可能な紙袋の販売を行う予定です(1枚50円)。
- 「秋の特別公開」予約に関して
個人・団体ともインターネットからの「事前予約優先」で公開予定です。当日は、予約頂いた受付開始時間までに受付へお越しください。時間を過ぎても入場可能ですが、お客様の来場状況により、入口でお待たせすることがありますのでご了承ください。※当日受付は空きがあれば拝観頂けます
■金戒光明寺〈御影堂・大方丈・庭園/山門〉
予約サイトURL・QRコード:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=3981
■浄住寺
予約サイトURL・QRコード:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=3982
【予約フロー】
①拝観希望日・時間、人数や参加形態を選択
②団体の場合は、ツアー名(団体名)、御社名(グループ名)、ご担当者様名、ご連絡先電話番号、メールアドレス等をご入力ください。
※詳細に関しては、予約サイトよりご確認ください
【お問合せ先】
公益社団法人京都市観光協会誘致事業課
TEL:075-213-0020(誘致事業課)
FAX:075-213-1011
※いずれの公開箇所も、都合により拝観・見学できない日や時間帯が生じる場合があります。
※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況の推移や社会情勢等によっては、拝観休止や内容・期間等一部変更とさせてく場合もございますこと、予めご了承ください。
- 【特別公開箇所】金戒光明寺(御影堂・大方丈・庭園・山門)
御影堂・大方丈・庭園
幕末の会津藩や新選組ゆかりの地。特別公開される庭園は、白砂と杉苔の枯山水庭園「紫雲の庭」と、鮮やかな紅葉と池が見事に調和した回遊式庭園です。名仏師・運慶の作と伝わる文殊菩薩像や、遣唐使・吉備真備ゆかりの吉備観音像(重文)、仕掛けのある「虎の襖絵」、また、伊藤若冲筆「群鶏図押絵貼屏風」などの寺宝特別展示もみどころです。
山門
江戸時代末期に建立された山門の楼上内部を特別公開。山門の天井一面には「蟠龍図」が描かれ、釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されています。また、楼上からは、市内一望の絶景を楽しむことができます。
■詳細サイト:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=3981
■公開期間:2020年11月13日(金)~12月6日(日) ※事前予約優先 15分間隔(各時間帯最大35名まで)
■公開時間:9時00分~16時30分(16時受付終了)
※詳しくは予約サイトよりご確認ください
■拝観料:以下のとおり
【御影堂・大方丈・庭園】
<個人>大人:1000円 小学生:500円
<団体(15名以上)>大人:900円 小学生:450円
【御影堂・大方丈・庭園/山門セット券】
<個人・団体とも ※団体割引なし>大人:1600円 小学生:800円
※山門は御影堂・大方丈・庭園とセットで拝観頂けます。
※山門のみの拝観券はございません。
- 【特別公開箇所】浄住寺
810年に嵯峨天皇の勅願寺として開創され、公家の葉室家の菩提寺として栄えた古刹です。苔寺や鈴虫寺、地蔵院「竹の寺」に程近く、参道石段の紅葉が美しいことで有名です。
本堂は江戸時代に建てられ、その後方の位牌堂、開山堂、寿塔など、黄檗宗寺院ならではの中国風の諸堂が階段状に一列に並びます。
方丈は、仙台藩4代藩主・伊達綱村が幼少期を過ごした屋敷を移築したといわれ、床の間の壁に設けられた穴から抜け出せる仕掛け「武者隠」も。有名な御家騒動「伊達騒動」で幼い綱村が命を狙われることに備えたものかもしれません。江戸時代の池庭もみどころです。また、狩野永岳筆の衝立「雲龍図」、木根観音像など寺宝も展示されます。
■詳細サイト:https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=3982
■公開期間:2020年11月21日(土)~12月6日(日) ※事前予約優先 15分間隔(各時間帯最大25名まで)
■公開時間:10時00分~16時30分(16時受付終了)
※11月22日、23日、28日、12月6日は10時30分~の公開となります。
■拝観料:大人800円、小学生400円(15名以上の団体は1割引)
- ご来場の皆様へのお願い
安心して京都を楽しんでいただくために
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、感染対策に十分ご配慮のうえ、京都観光をお楽しみください。
●旅行前には、検温等の体調チェックを実施し、発熱がある場合や風邪症状がみられる場合には、旅行を控えていただきますようご協力をお願いします。また、滞在中も体温計測を行うなど、ご自身の健康管理に十分ご留意ください。
●手洗い、アルコール消毒のご協力をお願いします。
●マスク着用・咳エチケットのご協力をお願いします。
●使用したマスクは、袋で包んだうえでごみ箱に捨ててください。
●人との間隔を空けましょう(できるだけ2m、最低1m)
●密閉・密集・密接の回避を意識して観光しましょう。
●感染発生時に備え、以下サービスなどをご利用ください。
「京都市新型コロナあんしん追跡サービス」
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000270672.html
「京都府新型コロナウイルス緊急連絡サービス」
https://www.pref.kyoto.jp/kikikanri/coronakinkyurenraku.html
「新型コロナウイルス接触確認アプリ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
●その他、感染症予防対策にご協力くださいますようお願いします。
新しい旅のエチケット
観光関連事業者により、旅行者視点での感染防止のための留意点をまとめた「新しい旅のエチケット」が示されました。感染リスクを避けた観光の参考としてください。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000332.html
その他、詳細は下記ページをご確認ください。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000266620.html