令和4年10月3日より9日までの間、明治初年以来150年ぶりに醍醐寺で太元帥大法が厳修されます。令和を生きる人々の安寧と幸せを祈る共に、祈りの姿を次の時代にしっかりと継承します。 太元帥大法は、仁壽二年(852)より毎年正月八日開白し七日間、宮中(後には醍醐・理性院)に於いて、太元帥明王を本尊として修し、宮中の真言院(現在は教王護国寺)で毎年正月に真言宗各本山の代表の高僧によって行われる国家安穏を祈る後七日御修法と双璧をなす大法のことです。この法は真言密教の秘法である儀軌や経典、陀羅尼経等を所依として、鎮護国家の為に修する最大秘法です。
150年ぶりに醍醐寺で行われる太元帥大法は僧侶のみで行いますが、荘厳な道場で千年に亘る祈りの世界を感じて欲しい、令和の時代の平和と安寧を皆様と共に祈りたいとの願いから、太元帥大法後拝みを行います。
後拝みとは、法要の全日程が行われた道場に入って参拝することを言います。
道場(三宝院弥勒堂)では重要文化財・太元帥明王 八面三十六臂像をはじめとした掛け軸6幅を拝することができ、「太元御修法道場支度記」など醍醐寺に伝わる古文書や霊宝館に納められている法具などから忠実に整えられた道具、法具などもご覧いただけます。
150年の時を経て醍醐寺で厳修された太元帥大法の後拝みへ、ぜひご参拝ください。
●日時:令和4年10月10日(月・祝)~12月4日(日)
〈午前の部〉午前10時~正午(受付終了:午前11時30分)
〈午後の部〉午後1時30分~午後5時(受付終了:午後4時30分)
●特別拝観料:1,000円(太元帥大法パンフレット付)
※通常の拝観料が必用です。
●[僧侶のご案内つき]事前予約制です
時間:午前9時30分~、午後1時からの2回(所要時間30分ほど)
特別拝観料 3,000円 ※通常の拝観料が別途必要です
授与品:太元帥守、御香水、太元帥大法パンフレット