廃棄予定だった名木に新たな価値を生み出した「頼朝杉プロジェクト」を紹介
銘木総研株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:前井宏之)は、2022年12月7日~9日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2022 ~環境問題とSDGsに向き合い持続可能な社会へ~」の“森と木で拓くSDGsゾーン”に出展します。出展ブースでは、倒木した頼朝杉からできた「源頼朝公像」および材を利活用した商品を展示販売いたします。
日本最大級の環境展示会である「エコプロ2022」には、持続可能な社会の実現を目指しエコの最前線が集結。環境配慮製品、環境関連技術、サービスの普及を通じて環境保護、社会課題の解決を図り、持続可能な社会の実現を目指すことを目的に開催されます。当社は、倒木した名木に新たな価値を生み出す「頼朝杉プロジェクト」事業を紹介します。
▪展示内容
出展ブースには、千葉山 智満寺(静岡県島田市)の境内で10年前に倒木した推定樹齢800年の頼朝杉で制作した「源頼朝公像」と、その端材を利活用した商品を展示します。本来廃棄予定だった名木がもつ伝承にフォーカスし、「源頼朝公像」や商品としてカタチにすることで新たな価値を生み出した「頼朝杉プロジェクト」をテーマにブースを展開いたします。
森林に恵まれた日本には、人々の暮らしとともに紡がれた木にまつわる史実や伝承が多くあります。私たちは、木にまつわる史実や伝承を深く調査研究し、木に化体させることで木の価値を大きく向上させることができると信じています。
地域の方々に愛されつつも、倒木してしまった「頼朝杉」。廃棄予定だった材に新たな価値を見出す「頼朝杉プロジェクト」を通して、皆様に日本文化への興味や誇り、自然への感謝の気持ちをもっていただければと考えます。
私たちは、日本の文化や自然の魅力を世界に発信し、環境問題とSDGsに向き合い、持続可能な社会を目指します。
源頼朝のお手植えから800年生きた名木の物語を、身近に感じてみてください。
▪出展概要
名 称:エコプロ2022[第24回] 環境問題とSDGsに向き合い持続可能な社会へ
日 時:2022年12月7日(水)~9日(金)10:00~17:00
会 場:東京都江東区有明3-11-1
東京ビッグサイト 東5ホール
森と木で拓くSDGsゾーン F-02
入場料:無料
※来場事前登録が必要
来場事前登録はこちら
https://messe.nikkei.co.jp/ep/
▪源頼朝お手植えと伝わる「頼朝杉」
静岡県島田市の千葉山 智満寺の境内で10年前に空洞化が進み自然倒木した、元国指定天然記念物「頼朝杉」。
推定樹齢800年、かつて源頼朝が挙兵前に天下治平の大願成就を祈念して植えたと伝承される樹高約36メートルにもおよぶ大杉でした。
樹高の三分の一ほどが空洞になっていたのが豪雨に耐えかね、根元から南側の急斜面に向かって倒木。本来なら傍らの薬師堂を直撃しても不思議でない位置にありながら、なぜか避けるように倒木しました。
▪樹木は倒木しても木に宿る「木魂(こだま)」は永遠
源頼朝が生涯を賭けて実現した天下治平。その大願成就を祈念して手植えたという伝承のある頼朝杉は10年前に倒木し、残念ながら樹木としてはもう存在しません。しかし「800年生きた樹木は新たに800年の生命を持つ」と言われます。
頼朝杉はお像に姿を変え、今に甦りました。まさに、今に生きる私たちの歴史遺産、文化遺産です。これらの遺産を、心豊かな未来へ紡ぐシンボルとして未来にどのように紡いでいけるか。
「武家政権樹立」「天下治平」の大願を成就させた頼朝公が歴史に刻んだチャレンジ精神、諦めない心・・・そんな木魂が宿る木製品を製作し、多くの方に愛用していただくことは、私たちがめざす心ゆたかな未来への一歩です。
▪銘木総研株式会社
伝承とともに人々の生き方に寄り添ってきた名木がもつ史実やいわれを調査研究し、伝統文化・歴史の継承、名木の利活用につながるご提案、その実践を行います。
【会社概要】
社名:銘木総研株式会社
本社所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 26F
代表取締役:前井 宏之
事業内容:名木調査・研究、名木イベント開催、名木商品木企画、名木情報発信
設立:2020年9月
HP:https://meiboku-souken.co.jp/