国宝・文化財修復の次世代の担い手を育成
お仏壇・墓石の販売、屋内墓苑の受託販売を手がける株式会社はせがわ(本社:福岡・東京、代表取締役社長 新貝 三四郎)は、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻の優秀作品に対し、「第17回 お仏壇のはせがわ賞」及び「第14回 お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与しました。
【お仏壇のはせがわ賞について】
文化財を守るための技術を伝え残すことは、日本の美とこころを次の世代につなぐことだと、はせがわは考えます。
文化財保護を担う技術者の育成に貢献することを目的とし、2007年より毎年、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻修士課程 修了最優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞」を、2009年より同博士課程 修了最優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与させていただいており、今回でのべ32名の受賞者を輩出しました。
■第17回 お仏壇のはせがわ賞(令和4年度修士課程修了最優秀作品)
【作者】平片 仁也(Hirakata Jinya)
東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(日本画) 修士課程2年
【受賞作品】狩野山雪筆「四季耕作図屏風」(左隻)模写 (縦101.1cm 横363.6cm)
<受賞者プロフィール>
平片 仁也(Hirakata Jinya)氏
【プロフィール】
2017年 東京藝術大学 美術学部絵画科 日本画専攻 入学
2021年 東京藝術大学 美術学部絵画科 日本画専攻 卒業
2021年 東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(日本画) 修士課程 入学
2023年 東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(日本画) 修士課程 修了
【受賞歴】
2021年 第7回平成藝術賞 受賞
2022年 第77回 春の院展 入選
2022年 再興第107回 院展 入選
2023年 第17回お仏壇のはせがわ賞 受賞
<受賞コメント>
この度は、お仏壇のはせがわ賞という大変名誉ある賞を頂きました事、大変嬉しく、また光栄に思っております。
ご指導頂いた先生方はもちろんのこと、ご支援・ご協力くださった方々など、多くのお力添えがあっての事と思っております。この場をお借りして改めて厚く御礼申し上げます。
修士課程の2年間は紆余曲折がありながらも大変濃密な時間でありました。研究を進めていく中で困難に直面したりすることもありましたが、先生方、友人、先輩から力強い激励や非常に参考になる助言を頂き、なんとかやり切る事ができました。この経験は自分にとって非常に意味のあるものであったと思っております。
今年度から博士課程に進学をしますが、今回の受賞を励みとして、研究・制作活動により一層励んでいきたいと思っております。
■第14回 お仏壇のはせがわ賞 特別賞(令和4年度博士課程修了最優秀作品)
【作者】朱 若麟(Zhu Ruolin) 氏
東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(彫刻) 博士後期課程3年
【受賞作品】聖林寺十一面観音菩薩立像 模刻 (像高:292.4cm)
<受賞者プロフィール>
朱 若麟(Zhu Ruolin)
【プロフィール】
2007年9月 中国 中央美術学院 彫刻学部 入学
2011年9月-2012年3月 フランス リオン国立美術学院 交換留学生
2013年6月 中国 中央美術学院 彫刻学部 卒業
2018年4月 東京藝術大学文化財保存学 修士課程 入学
2020年3月 東京藝術大学文化財保存学 修士課程 修了
2020年4月 東京藝術⼤学⼤学院 美術研究科 ⽂化財保存学専攻 保存修復(彫刻) 博士後期課程 入学
【受賞歴】
2020年 第14回お仏壇のはせがわ賞 受賞
2023年 第14回お仏壇のはせがわ賞 特別賞 受賞
<受賞コメント>
この度は、お仏壇のはせがわ賞を頂戴し、誠にありがとうございます。この受賞は私にとって大変嬉しく光栄なことであり、ご指導してくださった先生方、ご支援いただいた方々に深く感謝申し上げます。
博士課程の3年間は、私にとって非常に有意義な時間でした。奈良時代の木心乾漆技法の調査研究を行い、聖林寺十一面観音菩薩像とその光背の復元研究ができたことは、私にとって大きな喜びです。
今後もこの賞を自身の励みとして、研究や制作に一層精進してまいります。重ねて心より感謝申し上げます。
■株式会社はせがわについて
[創業]1929年9月/[会社設立]1966年12月
[上場証券取引所] 東京証券取引所スタンダード市場/[証券コード]8230
[事業内容]仏壇仏具事業、 墓石・屋内墓苑事業、飲食事業 他
[資本金]4,037,640千円(2022年3月31日)/[売上高] 19,792,217千円(2022年3月期)
[店舗数] 130店舗(2023年3月現在)/[従業員数] 1,185名(2022年3月期)
[代表者]代表取締役社長 新貝 三四郎
[HP] https://www.hasegawa.jp