令和5年9月16日より
【空き家供養】 神さまよりお借りしていた土地と家をお返しする祭典
空き家供養とは、その土地の守護神に長年、その土地を利用させてもらったことへの感謝の気持ちを込め、その穢れを祓い、土地をお還しする祭典のこと。家を建てる時に行う地鎮祭 その土地の守護神に土地を利用することの許しを得る祭典 に対し、家を手放す際に行うのが空き家供養です。
日本では古くから、家を建てる際、土地の神さまに使用の許しを得て、土地と家が末永く安全であることを祈願しました。 先祖代々、手を加え大切に使ってきた家にはもの同様、思いが宿る。和布刈神社では、長らく神さまよりお借りしていた土地と家をお返しし、思いを清め、次世代へと引き継ぐため、空き家供養を斎行しております。
【背景】 2033 年、空き家は全住宅の27.3%となり社会問題に
2018年の調査では、全住宅の13.6%が空き家であるとの結果が出ました。2033 年には、全住宅の27.3%が空き家になるとの予測もあり、空き家問題は大きな社会問題になりつつあると言われています。
近年、管理が難しくなることで空き家になる例が増えております。和布刈神社では、 空き家供養を執り行うことによって家族の思いがこもった家への気持ちに区切りをつけ、次世代につなげていくきっかけになれればと思っております。