【寺社彩々☆花手水に誘われて Vol.2】美濃國一宮 南宮大社(岐阜県不破郡垂井町)〜参拝者と神様の相互作用を促す場づくり

そのほか新しい御守である「花守」、また、花手水の日限定の「花手水奉拝証」や「花手水呈茶」など、新しい取り組みを次々打ち出した。2020年夏には、手水舎に風鈴を飾っていたが、2021年にはグレードアップ企画で風鈴亭を設置し、参拝者たちに好評を博した。風鈴亭に置かれた飛び石を渡って楽しむ子どもの姿を撮影するお母さんたちも多い。

2020年夏から始めた風鈴手水(南宮大社提供)

2021年夏に設置した風鈴亭(筆者撮影)

「伝統を保持するのも我々のやるべきことであるが、いつも通りを繰り返していっても参拝者の方たちにはどうなのだろうということもある。神社として皆さんに来て頂くにはどうしたらいいかと考えた時、みんなの意見がああいう形となった」と荒井さん。

「新しいアイデアがあれば形にしていき、少しでも皆さんに神社に目を向けていただきたい。もし新しい案があれば、これからも少しずつでも増やしていきたい。伝統を壊さない中で皆さんに喜んでいただけることを模索しながら、ということですね」と荒井さんは、神社の未来に向けた新しい取り組みの意義について語ってくれた。

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監修:全国寺社観光協会

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